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フェルトマン フェルトマン Veltman, Martinus J.G.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フェルトマン
フェルトマン
Veltman, Martinus J.G.

[生]1931.6.27. オランダ
オランダの素粒子物理学者。 1963年ユトレヒト大学で物理学博士号を取得。 66~81年同大学教授,81年以降アメリカミシガン大学教授をつとめる。 69年以降 G.トーフトとともに自然界に働く力を統一する理論の研究に取組む。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェルトマン
ふぇるとまん
Martinus J.G. Veltman
(1931― )

オランダの理論物理学者。オランダ南部の町ワールワイク生まれ。ユトレヒト大学を卒業後、1955年にアムステルダムのファン・デル・ワールス研究所に就職。兵役の後、大学院生としてユトレヒト大学に戻る。ヨーロッパ原子核研究機構(CERN(セルン))でも研究を続け、1963年にユトレヒト大学の博士号を取得、1966年に同大教授となる。1968年に1か月だけ滞在したロックフェラー大学で、後のノーベル賞受賞につながる研究を開始。指導すべき学生として1969年に知り合った当時22歳のG・トホーフトとともにその研究を続け、その成果を1971年にオランダで開かれた素粒子物理の国際会議でトホーフトが発表した。素粒子がお互いに力を及ぼし合うようすなどを説明する「標準理論」は当時、数学的な厳密さが不十分で、発見されつつあった新素粒子の性質などを説明しきれず、理論物理の世界には無力感が漂っていた。トホーフトとの研究により、標準理論に数学的な厳密さを与え、のちに発見されるW粒子やZ粒子、トップ・クォークなどの質量の大きさなども正確に予言できるようになり、「理論の復権」ともいわれた。1981年に渡米してミシガン大学教授。トホーフトとともに、「電弱相互作用の量子論的構造の解明」により1999年のノーベル物理学賞を受賞した。[馬場錬成]

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