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フリースラント Friesland

翻訳|Friesland

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世界大百科事典 第2版の解説

フリースラント【Friesland】

オランダ北部の州。面積3381km2,人口59万9190(1989),州都レーワルデン。古くは地方名。テクセル島を除く四つのワッデン諸島も同州に属する。農牧業が盛んで,工業の発展は後れ,労働人口オランダ西部工業地域に流出していたが,最近は東部地域に工業が発達しつつある。〈フリースラント〉という地名はオランダ,ドイツ(東フリースラント),デンマークにまたがる北海沿岸地域に定住していたフリシイFrisiiに由来する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フリースラント
ふりーすらんと
Friesland

オランダ北部の州。地名は「フリース人の国」を意味し、英語名はフリジアFrisia。アイセル湖北東岸の本土と、その沖合いの西フリジア諸島に属する4島からなる。総面積5741平方キロメートル、陸地面積3357平方キロメートル、人口63万0539(2001)。州都レーワルデン。州の大半は低湿地で、海岸部に肥沃(ひよく)な海成粘土、内陸の南東部にギースト(氷河性砂質土)が分布し、その間に海面より低い泥炭層や湖沼が横たわる。このうち粘土地および干拓された泥炭地は良質な放牧地となり、当地原産のフリジア種の乳牛による酪農が行われるが、砂質地は果樹園、森林に利用される。酪製品加工や羊毛、麻工業がある。
 紀元前300年ごろ、ゲルマン系のフリース(フリジア)人が移住してきた。彼らはテルペンterpenとよばれる盛土集落を形成し、また商業民族として活躍した。8世紀にはフランク人に占領され、1524年には皇帝カール5世に征服された。1579年のユトレヒト同盟には参加したが、1747年までは独自の州総督を任命した。住民は大部分プロテスタントで、現在も独特の文化を維持しており、フリジア語の文学、新聞、放送がある。[長谷川孝治]

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