フーコー振(り)子(読み)フーコーフリコ

デジタル大辞泉の解説

フーコー‐ふりこ【フーコー振(り)子】

地球の自転の影響を調べる、非常に長い針金と重い金属球とからなる単振子(たんしんし)振り子振動面は一定であるが、地球が自転しているため、振動面が北半球では時計回りに、南半球では反時計回りに回転するように見える。1851年にフランスの物理学者フーコーが実験した。

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百科事典マイペディアの解説

フーコー振子【フーコーふりこ】

地球の自転の証明に用いる大型の単振子振子の振動方向は空間に一定しているため,自転する地球から見ると,振動面は自転と反対の方向(北半球では時計回り)に回転するように見える(地球に固定した回転座標系から見れば,振子にコリオリの力が働いて振動方向を変えさせると考えられる)。振動面の回転の角速度はω sin Φ(ωは地球の自転の角速度,Φは観測地点の緯度)で,1/sin Φ日でちょうど1回転する。実際には振子の振動を長く続けるため,重いおもりを10m以上の長い針金でつる。1851年にフーコーが初めて地球自転の証明に使った。
→関連項目振子

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世界大百科事典 第2版の解説

フーコーふりこ【フーコー振子 Foucault’s pendulum】

フランスの物理学者J.B.L.フーコーが1851年に地球の自転を証明する一つの方法として考案した振子。長い糸に重いおもりをつるして作った周期の長い振子で,上端はどの方向にも自由に振れるように支える。この振子を振動させると,おもりの振動面が,上から見て時計の針の回る向き(北半球)に一定の角速度でゆっくり変わっていくのが観察される。長時間の観察ができるように糸を長くして周期を長くし,おもりも重くして空気の抵抗や支点の摩擦があっても減衰が少なく,振動が長く続くようにくふうしてある。

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世界大百科事典内のフーコー振(り)子の言及

【フーコー】より

…この実験結果は,光の本性をめぐっての粒子か波かの対立の中で,光の波動論を支持するものであった。また一方,天体の銀板写真撮影のための装置製作を契機に,地球の自転を証明する振子(フーコー振子)の実験を着想し,1851年に実施した。これと関連して52年にはジャイロスコープを発明するなど,相対運動や回転運動の理論的解明への刺激を与えた。…

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