ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルースター」の意味・わかりやすい解説
ブルースター
Brewster, Sir David
[没]1868.2.10. アレリー
イギリスの物理学者。エディンバラ大学で神学を学んだが,科学に興味をもち,早くから光学研究に没頭。ロイヤル・ソサエティ会員 (1815) 。セントアンドルーズ大学のカレッジ学長 (38) を経て,エディンバラ大学学長 (59) 。イギリス科学振興協会創立に尽力 (31) 。万華鏡の発明 (16) ,立体鏡,灯台の照明装置の改良などが知られるが,特に重要なのは 1815年の反射偏光の発見とその際の偏光角 (→ブルースターの角 ) と屈折率の関係の定式化 (ブルースターの法則) である。ほかにもジャマンの干渉計の原理となったブルースターの干渉縞の研究,複屈折の研究が知られている。主著『光学論』 Treatise of Opticks (31) ,『アイザック・ニュートン伝』 Memoirs of the Life,Writings and Discoveries of Sir Isaac Newton (55) 。
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