ブレーン

デジタル大辞泉 「ブレーン」の意味・読み・例文・類語

ブレーン(brain)

《「ブレイン」とも》
頭脳
脳。脳髄
ブレーントラスト」の略。「首相ブレーン

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精選版 日本国語大辞典 「ブレーン」の意味・読み・例文・類語

ブレーン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] brain )
  2. 頭脳。
    1. [初出の実例]「ちかごろまたブレイン〔脳髄〕が不健(わる)くて」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三)
  3. ブレーントラスト」の略。
    1. [初出の実例]「ブレーンのために、金をつかへるやうになる」(出典:古川ロッパ日記‐昭和一五年(1940)八月二〇日)

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百科事典マイペディア 「ブレーン」の意味・わかりやすい解説

ブレーン

英国のホルン奏者。名ホルン奏者オーブリー・ブレーン〔1893-1955〕を父としてロンドンに生まれる。ローヤル音楽アカデミーに学び1938年に17歳でデビュー。第2次大戦後はビーチャムの率いるローヤル・フィルハーモニー管弦楽団と1945年創設のフィルハーモニア管弦楽団で首席を務める一方,独奏や室内楽でも活躍。輝かしい技巧と天性の音楽性で天才の名をほしいままにしたが,自動車事故により36歳で夭逝(ようせい)した。ブリテンヒンデミットら多くの作曲家から作品を捧げられている。
→関連項目ホルン

ブレーン

英国の小説家。〈怒れる若者たちアングリー・ヤング・メン)〉の一人。立身出世を望む男の情事挫折を描く《上流社会の席》(1957年),その続編《上流社会の生活》(1962年)など。

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改訂新版 世界大百科事典 「ブレーン」の意味・わかりやすい解説

ブレーン
James Gillespie Blaine
生没年:1830-93

アメリカ政治家。1862年共和党から下院議員に当選,69-76年下院議長,ついで81年まで上院議員。さらにガーフィールドおよびハリソン両大統領の下で国務長官を務め,積極的な対外政策,とくに中南米諸国との互恵通商を推進し,第1回汎米会議(1889)を主催した。この間84年に大統領候補となり,民主党クリーブランドに惜敗したが,構想力に富む党指導者として共和党の強化に貢献した。
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知恵蔵 「ブレーン」の解説

ブレーン

高次元空間に浮かぶ低次元の構造。5次元以上の時空を想定すれば、私たちの空間もこう呼ばれる。M理論では、4つの力のうち重力だけが、この外にしみ出す。その結果、重力がほかの力より格段に弱いことや、隠れた重力源である暗黒物質の謎などが説明できる。3次元空間を3ブレーン、ひもを1ブレーン、点粒子を0ブレーンと、次元数を前につけることも。膜(メンブレン)から名づけられた。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2007年)

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デジタル大辞泉プラス 「ブレーン」の解説

ブレーン〔雑誌〕

株式会社宣伝会議が発行する業界・技術専門誌。おもに広告デザインに関する情報を紹介。月刊。

ブレーン〔電子辞書〕

シャープが販売するカラー電子辞書のブランド名。

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