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プルースト プルースト Proust, Joseph-Louis

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プルースト
プルースト
Proust, Joseph-Louis

[生]1754.9.26. アンジェ
[没]1826.7.5. アンジェ
フランスの化学者。パリの硝石製造工場の主任薬剤師を経て,スペインに招かれ,マドリードの王立実験所所長 (1799~1806) 。多数の化合物の成分元素の定量分析を行い,起源がどうあれ同種の純粋化合物の成分元素は一定の比率をなすことを証明 (1799) ,J.ドールトン定比例の法則の確立に寄与した。

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プルースト
プルースト
Proust, Marcel

[生]1871.7.10. オートゥイユ
[没]1922.11.18. パリ
フランスの小説家。父は医学博士,母はユダヤ系。幼年時代母と祖母に溺愛され,病的ともいえる鋭敏な感受性を示した。早くから上流社交界に出入りする一方,文学に熱中し,優雅な小品を雑誌に発表,ラスキンの芸術哲学に傾倒した。

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デジタル大辞泉の解説

プルースト(Marcel Proust)

[1871~1922]フランスの小説家。独自の手法で、人間存在と外界との相関、意識や記憶の本質を追求した長編小説失われた時を求めて」は、20世紀文学に大きな影響を与えた。

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百科事典マイペディアの解説

プルースト

フランスの化学者。1789年スペインのマドリードの王立実験所長。定量分析によって1799年定比例の法則を提出。化合物の組成は連続的に変化するとするベルトレとの長い間の論争は有名。
→関連項目ベルトレ

プルースト

フランスの作家。父アドリアンは衛生局総監,パリ大学衛生学教授。母はユダヤ系商家の出。9歳から生涯喘息(ぜんそく)に苦しめられた。パリ大学法科入学後,社交界や文学サロンに出入りし,抒情的な短文集《愉しみと日々》(1896年)を出版したり,ラスキンを翻訳して文学的模索を続けた。
→関連項目NRFカペー弦楽四重奏団ガリマール[会社]ゴンクール賞ジェームズ小説中村真一郎ネルバルプティリビエール

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世界大百科事典 第2版の解説

プルースト【Joseph Louis Proust】

1754‐1826
フランスの化学者。父親の薬局を継ぐべく薬学を学んだが,パリに出て病院の薬剤師となった。しかし,途中の5年間の一時帰国を除き,24年間,スペイン(おもにマドリードとセゴビア)において物理,化学,鉱物学等を教授した。おもな研究はスペイン滞在中になされたが,金属の酸化物,硫化物の定量分析に関するものが多い。帰国後,アカデミー・デ・シアンスの会員となる。現在プルーストの法則として知られている〈定比例の法則〉の発端は,鉄はそれまで考えられていたように,ある範囲内ではどんな割合でも酸素と結合するのではなく,2種の酸化鉄しかないことを確かめたことにある(これは1794年の《ベルリン青の研究》という論文で発表された)。

プルースト【Marcel Proust】

1871‐1922
20世紀文学に変革をもたらしたフランスの作家。父はカトリックで医学界の重鎮。母はユダヤ人の金融業者の娘。反ユダヤ主義が急速に広まった19世紀末フランスでのこの母方の家系と,母の過度の愛情が,プルーストの素質決定に大きく作用したと思われる。2歳下の弟は後に父の後を継いで医学を選ぶが,プルーストは幼いときから母に似て文学好きだった。とりわけ9歳のときの激しい喘息の発作以来,生涯にわたりこの病気に悩まされ,そのために人並みの職業につけなかったことも手伝って,やがて彼は文学を天職と見なすようになる。

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大辞林 第三版の解説

プルースト【Proust】

〔Joseph Louis P.〕 (1754~1826) フランスの化学者。化合物中の成分元素の組成は一定であるという定比例の法則を提唱した。
〔Marcel P.〕 (1871~1922) フランスの小説家。長編小説「失われた時を求めて」は、人間の意識の流れを綿密に追うことによって小説概念を一新し、二〇世紀の新しい文学の出発点となった。

出典|三省堂
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世界大百科事典内のプルーストの言及

【定比例の法則】より

…一つの化合物に含まれる成分元素の質量の比はつねに一定であるという法則で,1799年J.L.プルーストにより見いだされた。この法則が成り立つのは,原子量の一定な成分元素がつねに一定の原子数の比で化合物をつくるからである。…

【失われた時を求めて】より

…フランスの作家プルーストの,自伝的要素を盛りこんだ作品で,名前も明記されていない語り手の物語る一人称小説。1913‐27年刊。…

【心理小説】より

…ポーの諸短編が素描した〈あまのじゃく〉の心理は,ロシアのドストエフスキーによって無意識の深淵にまで追求され,心理分析小説の前提である古典力学的決定論を完全に無効にした。こうした傾向を集約した人間学の新しい理論として登場したのが,フロイトの精神分析学であるが,それと呼応するかのように,プルーストは畢生の大作《失われた時を求めて》(1913‐27)で,〈私〉の独白に始まる自伝的回想が,そのまま写実的な一時代の風俗の壁画でもある空間を創造して,心理小説に終止符を打った。人物や家屋や家具の純粋に視覚的な描写の連続のしかたが,そのまま観察者=話者である主人公の嫉妬の情念の形象化でもあるようなロブ・グリエの《嫉妬》(1957)は,プルーストの方法をいっそうつきつめた成果であるが,その先駆者は《ボバリー夫人》(1857)のフローベールにほかならない。…

【男色】より

…プラトンを教皇としソクラテスを使節とする善なる教会の従僕であることを誇ったP.ベルレーヌとその相手のJ.N.A.ランボー,民衆詩人W.ホイットマン,社会主義運動にひかれた詩人E.カーペンター,男色罪で2年間投獄されたO.ワイルド,S.ゲオルゲなどがとくに知られているが,彼らばかりではない。ゲーテは《ベネチア格言詩》補遺で少年愛傾向を告白し,A.ジッドは《コリドン》で同性愛を弁護したばかりか,別の機会にみずからの男色行為も述べ,《失われた時を求めて》のM.プルーストは男娼窟を経営するA.キュジアと関係していた。J.コクトーと俳優J.マレーとの関係も有名である。…

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