ヘルソン州(読み)ヘルソン(その他表記)Kherson

共同通信ニュース用語解説 「ヘルソン州」の解説

ヘルソン州

ウクライナを南北に流れるドニプロ川の河口に位置する南部の州。小麦などの穀倉地帯が広がり、スイカも名産。州都ヘルソンは西岸にあり、ロシアによる侵攻前の人口は約30万人。第2次大戦中はナチス・ドイツ軍が占領。戦後は港湾都市として栄えた。クリミア半島につながる東岸はロシアが支配している。ロシア軍は2022年3月に州全域を制圧し、9月に併合を一方的に宣言した。(ヘルソン共同)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘルソン州」の意味・わかりやすい解説

ヘルソン〔州〕
ヘルソン
Kherson

ウクライナ南部の州。州都ヘルソン。ドニプロ川(ドネプル川)下流域の黒海沿岸平原にあり,南はペレコプ地峡でクリミア半島(クルイム半島)と隔てられている。ステップ(温帯草原)地帯であるが,耕地化が進み,南部のアスカニヤノバ自然保護区を除き,草原はほとんどみられない。乾燥地域にあるので,ドニプロ川をせき止めてつくられたカホウカ人造湖からの水路による灌漑施設が整備されている。主要農作物はコムギ,オオムギ,イネ,ヒマワリで,ブドウ,ウリなどの栽培も行なわれる。畜産はウシ,ブタ,ヒツジの飼育が中心である。工業は食品(缶詰,食肉,製粉,水産物加工),繊維(綿),化学(石油加工)などが発達している。また,黒海,アゾフ海に面していることから多くの保養地がある。ミコライウとマリウーポリを結んで東西に走る鉄道とハイウェーが州内を通り,水路としてドニプロ川が利用され,海岸には多くの港がある。面積 2万8461km2。人口 106万7876(2015推計)。

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