百科事典マイペディア 「ベジャール」の意味・わかりやすい解説
ベジャール
→関連項目火の鳥|プリセツカヤ|ペトルーシカ|森下洋子|ルルーシュ
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フランスのバレエ振付師。マルセイユに生まれる。ルボフ・エゴロワ、ベラ・ボルコワなどに学び、1945年にダンサーとしてデビュー。ヨーロッパ各地のバレエ団に在籍後、1957年パリにベジャール・バレエ団を創設した。『一人の男のためのシンフォニー』『プロメテ』『高電圧』を上演。1959年にベルギー王立劇場の委嘱で『春の祭典』を振り付け、いくつかの賞を獲得し、一躍ヨーロッパ・バレエ界のヒーローになった。1960年に彼のバレエ団はベルギー王立二十世紀バレエ団に発展的に解消した。振付け作品は多く、日本でもよく知られているものに『火の鳥』『ボレロ』『ロメオとジュリエット』『第九交響曲』『椿姫(つばきひめ)』『サロメ』『ファウスト』『ボードレール』『ニジンスキー・神の道化』『さすらう若者の歌』『ライト』『アダージェット』『ザ・カブキ』などがある。作品の特徴はトータル・シアター志向、意表をつく演出、強いオリエンタリズムなどにある。1970年に舞踊の研究センター「ムードラ」をブリュッセルに設立、87年には二十世紀バレエ団の本拠地をスイスのローザンヌに移し、ベジャール・バレエ・ローザンヌと改称した。1991年から研究スタジオ「ルドラ」を結成し、小グループによる公演も行った。1999年(平成11)京都賞受賞。
[市川 雅・國吉和子]
『前田允訳『モーリス・ベジャール自伝』(1982・劇書房)』▽『C・マソン写真、渡辺守章訳『ベジャールによるベジャール』(1984・新書館)』▽『A・リビオ著、前田允訳『モーリス・ベジャール』(1978・西田書店)』
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…D.ミヨーの音楽もまた,この劇の全体性を強調するのに重要な役割を演じていた。 なおアルトーが説いた現実と夢,意識と無意識が入り混じった全体演劇は,50年代後半以降にE.イヨネスコ,S.ベケット,J.ジュネ,A.アダモフなどにも影響を及ぼし,舞踊の世界ではスイスの〈モーリス・ベジャール・バレエ団〉を率いるM.ベジャールの活動の中にその流れが認められる。【利光 哲夫】。…
… フランスは〈パリ・オペラ座バレエ団〉が中心となって盛んに新作を発表しているが,マルセイユ(R.プティ)その他の地方都市にも国立バレエ団があって独自の活動をしている。ベルギーでは首都ブリュッセルの王立劇場にM.ベジャールの率いる〈20世紀バレエ団〉が定着し,現在世界で最も先鋭な近代的感覚をもつバレエ団として気を吐いている。イタリアではミラノの〈スカラ座バレエ団〉が往年の盛名を取り戻し,ドイツではすべての大都市にバレエ団があり,ことにJ.クランコの育てた〈シュトゥットガルト・バレエ団〉は優れた作品を多く世に送っている。…
…音楽は,ロシアの民謡や俗楽を豊富にとり入れ,鋭いリズムと和声の取扱いによって近代感覚をみなぎらせている。また,ベジャールは77年に同じ曲により三つの仮面を用いて現代人の心理を描いた傑作をつくった。【桜井 勤】。…
※「ベジャール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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