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ストラビンスキーの作曲したバレエ音楽で,《大地の賛美》と《犠牲》の2部14曲からなる。ストラビンスキーとN.レーリヒによるバレエの筋書は,ロシアの異教徒が,春の神の心を静めるために一人の処女を犠牲者にするというもの。1911年から13年にかけておもにスイスのクラランで作曲され,13年5月29日パリのシャンゼリゼ劇場のバレエ・リュッスの公演で,ニジンスキーの振付,P.モントゥーの指揮によって初演され,20世紀音楽史上最も有名なセンセーションを巻き起こした。膨大な編成のオーケストラが,複調や無調による激しい音響をつくり出し,拍子が,3/16,5/16,4/16と小節ごとに変化して複雑なリズム構造を生み出す。ディズニーが1941年の《ファンタジア》の映画音楽としてこの作品を使い,第2次大戦後に,一般のオーケストラの重要なレパートリーとして定着した。
執筆者:船山 隆
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ストラビンスキー作曲のバレエ音楽。ロシア・バレエ団のディアギレフの依頼による。第一部「大地礼讃(らいさん)」と第二部「いけにえ」の二部14曲からなり、母国ロシアの大地と太陽神を賛美した土俗的かつ異教的な内容をもつ。太陽神に処女を生贄(いけにえ)として捧(ささ)げる太古の儀式を舞踊で表現したもので、音楽的には、リズムのもつ原始的なエネルギーをなまのまま表現したところに大きな特徴がある。これはいわば高度に複雑化した芸術を破壊する挑戦の意味をもち、1913年、ニジンスキー振付けによるパリのシャンゼリゼ劇場での初演は、非難と称賛の嵐(あらし)を巻き起こした。ストラビンスキーの代表作であると同時に、20世紀音楽のもっとも重要な作品の一つに数えられる。
[三宅幸夫]
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…1928年から39年に至るフランス生活の中で,ブルトン,アラゴン,ペレ等々のシュルレアリストと接触して,彼らの求める〈驚異的なもの〉がラテン・アメリカでは文字どおり現実の中に遍在しているという認識に到達,これを〈驚異的なる現実〉と名づけると同時に,この理論に基づいて《エクエ・ヤンバ・オー》(1933)を皮切りに,長く実り豊かな創作活動を開始する。原始楽器を求めてオリノコ川を遡行する音楽家の旅に託して新大陸の生の複合的性格を明らかにする《失われた足跡》(1953),カリブ海域にも波及した大革命の結果を丹念に追った《光の世紀》(1962),啓蒙的な独裁者の優雅な日々と惨めな末路をたどった《方法再説》(1974),第1次大戦,スペイン内戦,メキシコ革命,キューバ革命という歴史的事件と絡めて一族の波乱の運命を語った《春の祭典》(1978),コロンブスの祝聖をめぐる物語《ハープと影》(1979)などが代表作。ほかにも中編に《追跡》(1956),《亡命権》(1972),《バロック協奏曲》(1974)があり,短編に《時との戦い》(1958)があり,さらに多数の音楽関係の著作がある。…
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年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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