百科事典マイペディア「春の祭典」の解説
春の祭典【はるのさいてん】
→関連項目マリピエロ
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ストラビンスキー作曲のバレエ音楽。ロシア・バレエ団のディアギレフの依頼による。第一部「大地礼讃(らいさん)」と第二部「いけにえ」の二部14曲からなり、母国ロシアの大地と太陽神を賛美した土俗的かつ異教的な内容をもつ。太陽神に処女を生贄(いけにえ)として捧(ささ)げる太古の儀式を舞踊で表現したもので、音楽的には、リズムのもつ原始的なエネルギーをなまのまま表現したところに大きな特徴がある。これはいわば高度に複雑化した芸術を破壊する挑戦の意味をもち、1913年、ニジンスキー振付けによるパリのシャンゼリゼ劇場での初演は、非難と称賛の嵐(あらし)を巻き起こした。ストラビンスキーの代表作であると同時に、20世紀音楽のもっとも重要な作品の一つに数えられる。
[三宅幸夫]
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…08年に発表した管弦楽曲の《スケルツォ・ファンタスティック》と《花火》の2曲が,ディアギレフに認められ,この天才的な興行師から,バレエ・リュッスのパリ公演のためのバレエ音楽の作曲を委嘱された。《火の鳥》《ペトルーシカ》《春の祭典》が,バレエ・リュッスによってパリで上演され,いずれもセンセーショナルな話題を集め,ロシアの新進気鋭の作曲家の名前は,一躍ヨーロッパの音楽界に広まった。この初期の三大バレエ音楽は,ロシア民謡風の4音ないし5音の旋律,従来の拍節構造によらない自由なリズム,斬新なオーケストレーション,コラージュ風の構成法を用いており,新しい音楽的空間と音楽的時間を生みだした。…
… 1910年代から20年代にかけて,ディアギレフの主宰する〈バレエ・リュッス〉のために,現代音楽の新しいイズムをもったバレエ音楽が相次いで創造される。ストラビンスキーの《火の鳥》(1910)と《ペトルーシカ》(1911)と《春の祭典》(1913),J.M.ラベルの《ダフニスとクロエ》(1912),ドビュッシーの《遊戯》(1912)などである。一方,同じ時期に発表されたファリャの《恋は魔術師》(1915)と《三角帽子》(1919)は,民族的色彩の濃いバレエ音楽として知られる。…
…この時期の代表作としてシェーンベルクの《期待》(1909),《ピエロ・リュネール》(1912),ウェーベルンの《弦楽四重奏のための六つのバガテル》(1913),ベルクのオペラ《ウォツェック》(1912‐24)などがある。なお,ストラビンスキーの《春の祭典》(1913)や,スクリャービンの《プロメテ》(1910)なども同様な内容を持っている。十二音音楽無調音楽【佐野 光司】。…
…60年ブリュッセルのモネ劇場(1963年ベルギー国立劇場となる)の中に20世紀バレエ団を結成。《春の祭典》《ロミオとジュリエット》《ペトルーシカ》などの創作でバレエに演劇的要素を組み入れ,独自のスペクタクルを誕生させた。以後20世紀バレエ団は異色の集団バレエで国際的な反響を呼び起こした。…
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