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ベッカリーア ベッカリーア Beccaria, Cesare Bonesana

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベッカリーア
ベッカリーア
Beccaria, Cesare Bonesana

[生]1738.3.15. ミラノ
[没]1794.11.28. ミラノ
イタリアの刑法学者,哲学者,経済学者。モンテスキューの著作に啓発され,ミラノの青年思想家グループイル・カフェ Il caffeに加わり活躍。 1768~71年ミラノのバラティノ大学で経済学を講じ,その後同地の各種公職をつとめた。

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デジタル大辞泉の解説

ベッカリーア(Cesare Bonesana Beccaria)

[1738~1794]イタリアの法学者。啓蒙思想の影響を受けて、罪刑法定主義・死刑廃止・拷問禁止などを主張。近代刑法学の先駆者とされる。著「犯罪と刑罰」。

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百科事典マイペディアの解説

ベッカリーア

イタリアの刑法学者,哲学者,経済学者。特に法学の分野では近代刑法学の始祖と称される。フランス啓蒙思想の社会契約説,とくにルソーの影響を受け,アンシャン・レジームの刑罰制度の非人道性を批判し,罪刑の均衡,罪刑の法定(罪刑法定主義)を主張。
→関連項目死刑廃止論ハワード

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世界大百科事典 第2版の解説

ベッカリーア【Cesare Bonesana Marchese di Beccaria】

1738‐94
イタリアの啓蒙思想家,哲学者,経済学者。とくに,封建時代末期の刑法のもつ恣意性,過酷性,身分性を批判し,近代刑法学の基礎を築いた人として著名である。当時オーストリアの属領だったミラノの貴族の家に生まれ,そこで死亡した。若いころよりモンテスキュールソーなどのフランス啓蒙思想家より強い影響を受け,ミラノの青年思想家グループ〈イル・カフェ〉の中心的人物であった。《犯罪と刑罰》(1764)はそのグループ内での議論をまとめたものである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベッカリーア
べっかりーあ
Cesare Bonesana Marchese di Beccaria
(1738―1794)

イタリア啓蒙(けいもう)期の思想家、刑法学者、経済学者。とくに、近代刑法学の先駆者として名が高い。ミラノの貴族の家に生まれ、初めは法律学を志望しパビーア大学に学び、1758年ドクトルを得たが、その後、モンテスキューの『ペルシア人の手紙』(1721)を読んで哲学に興味を抱き、フランス、イギリスの啓蒙思想家たちの著書から強い影響を受けた。また、ベッリ兄弟らミラノの青年思想家たちのグループに加わり、雑誌『イル・カフェ』Il Caffを発行し、イタリア国民の啓蒙活動を行った。なかでも、当時の専制的な刑事裁判に対して痛烈な批判を浴びせたことはよく知られている。こうした活動から名著『犯罪と刑罰』(1764)が生まれたが、この本の初版は弾圧を恐れて著者も印刷所、発行所もいっさい明らかにされないものであった。その内容は、アンシャン・レジーム下の刑罰制度とその運用のもっている非合理性、残酷性、恣意(しい)性を鋭く批判するもので、フランス革命前夜のヨーロッパ知識人の間に異常な興奮を巻き起こした。彼の刑法理論の核心は社会契約説によって刑罰権を基礎づける点にあり、そこから罪刑法定主義、死刑廃止、拷問の禁止などを主張した。[小松 進]
『小谷眞男訳『犯罪と刑罰』(2011・東京大学出版会)』

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世界大百科事典内のベッカリーアの言及

【死刑】より

… この峻厳な刑罰は,つづく普通法期には,ガレー船漕奴や植民地流刑の隆盛が自由刑の出現とも結びついて,裁判所実務によって緩和され,やがて18世紀後半には啓蒙思想の影響下に死刑の退潮は明白となる。ここではベッカリーアの死刑廃止論が有名であるが,ロシアのエリザベータ女帝時代における死刑の廃止(1741‐61),オーストリアのヨーゼフ2世による死刑廃止(1786)なども知られている。プロイセンでもフリードリヒ大王時代に大幅な死刑削減が実現し,1794年の一般ラント法典では死刑に代わって自由刑が中心的な刑罰となった。…

【犯罪と刑罰】より

…イタリアの思想家C.ベッカリーアにより1764年に著された刑法学の書物。密室裁判,拷問による自白,罪刑専断主義,過酷な刑罰などを内容とする18世紀の刑事司法に対する痛烈な批判の書である。…

【マンゾーニ】より

…19世紀イタリア最大の国民作家。ミラノの貴族の出で,母方の祖父ベッカリーアはボルテールの友人であり,名著《犯罪と刑罰》で知られ,北イタリアの啓蒙運動の指導者でもあった。マンゾーニははじめその母方の影響を強く受け,無神論に傾いたが,1808年エンリケッタ・ブロンデルと結婚,その影響下にジャンセニスムの色彩の強いカトリックに改宗した。…

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