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ベッティ ベッティBetti, Ugo

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベッティ
ベッティ
Betti, Ugo

[生]1892.2.4. カメリーノ
[没]1953.6.9. ローマ
イタリアの劇作家,詩人,小説家。法学を専攻。第1次世界大戦に志願兵として参加,捕虜となり,収容所でガッダテッキらの作家と知合う。初めメーテルランクの影響の強い,退廃的ロマン主義の詩を書いた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

ベッティ【Ugo Betti】

1892‐1953
イタリアの劇作家。パルマ大学法科卒。第1次世界大戦に志願兵として従軍し,捕らえられてドイツ国内で虜囚生活を送る。詩集《物思う王様》(1922)はこの間の産物。戦後法曹界にありつつ戯曲《女主人》(1926)で劇壇にデビューし,生涯25編の戯曲を残した。作風は象徴的リアリズムといわれ,代表作に《裁判所の腐敗》(1949)など原罪の宿命を負った孤独な人間の姿を解明する一種の審判劇や,両性の非情な相剋を描いた《牝山羊の島の犯罪》(1950)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベッティ
べってぃ
Ugo Betti
(1892―1953)

イタリアの詩人、劇作家。カメリーノに生まれる。大学は法科を卒業。第一次世界大戦の激戦地カポレットで捕虜となる。戦後は判事を務めるかたわら詩集『沈思の王』(1922)、短編集『カイン』(1928)を書く。寓話(ぐうわ)的・象徴的な主調にリアリスティックな筆致がさえる。本領は戯曲で、1927年『女主人公』で劇文学賞を受賞、以後『鴨(かも)の猟人』(1940)、『監査』(1947)などを発表。舞台を法廷に見立てて現代人の罪や矛盾や悲劇性をえぐるが、大詰には救いがある。晩年には『牝山羊が島の犯罪』(1948)、『裁判所の腐敗』(1949)を書き、性や権力をめぐる暗闘を描いた。『焼けた花壇』(1952)が遺作となった。[花野秀男]
『赤沢寛訳『牝山羊が島の犯罪』(『世界文学大系95』所収・1965・筑摩書房) ▽里居正美訳『裁判所の腐敗』(『現代世界演劇12』所収・1971・白水社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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