コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ホオジロ ホオジロ Emberiza cioides; meadow bunting

2件 の用語解説(ホオジロの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホオジロ
ホオジロ
Emberiza cioides; meadow bunting

スズメ目ホオジロ科。全長 17cm。雄は背面,下面とも赤褐色で,背面には黒褐色の縦斑があり,顔は黒く,喉は灰色で,白色の眉斑と顎線が顕著である。雌は全体に色が淡く,また眉斑と顎線は淡褐色で,顔も褐色で黒くない。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホオジロ
ほおじろ / 頬白
bunting

広義には鳥綱スズメ目ホオジロ科に属する鳥の総称で、狭義にはそのうちの1種をさす。この科Emberizidaeは、ホオジロ亜科281種、ズキンフウキンチョウ亜科1種、コウカンチョウ亜科37種、フウキンチョウ亜科233種、ツバメフウキンチョウ亜科1種の5亜科131属553種に分類され、そのうちホオジロ亜科のうちの6属40種以外はすべて南・北アメリカに分布している。全長13~23センチメートル。ホオジロ亜科は褐色系でじみであるが、ほかの亜科には赤色系、青色系などの美しい色彩のものが多い。
 種のホオジロEmberiza cioidesはホオジロ亜科に属するホオジロ属38種中の1種である。全長約16.5センチメートル。シベリア南部、日本、中国北部・中部に分布し、山地、平野の比較的明るい林縁、低木林に生息する。夏は昆虫やクモなど、冬は草本類の種子を食べる。背面は赤褐色を帯び、とくに腰の部分は赤みが強い。顔は黒く眉斑(びはん)と頬線(きょうせん)の白色が顕著。尾は長く外側尾羽の白色は飛び立つときに目だち、ホオジロ属の特徴となる。日本では全土にごく普通の鳥で、「一筆啓上つかまつる」「源平ツツジ白ツツジ」と聞きなされる声は風格があり、飼い鳥として好まれた。
 同属のミヤマホオジロE. elegansは全長約15.5センチメートル。日本には冬鳥として渡来し、本州西部、九州には少なくないが、関東地方以北には少ない。対馬(つしま)では繁殖の例がある。眉斑とのどが美しい鮮黄色で、雄の頭上は黒色である。木に止まるとき頭上の羽冠を立てることと、胸にある黒色の三角紋とはこの種最大の特徴である。姿も声もよいので飼い鳥として好まれる。
 ツメナガホオジロとユキホオジロは属が異なる。ツメナガホオジロCalcarius lapponicusは全長約15.5センチメートル。雄の夏羽は頭上、顔、あご、のどが漆黒色で黄白色の眉斑が顕著である。冬羽は頭上に黄褐色斑、背面に黒褐色縦斑がある。後頭に栗(くり)色斑のあることと、後趾(こうし)のつめがヒバリのように長いことがこの種の特徴である。日本には冬季にまれに広い海浜や農耕地に飛来する。ユキホオジロPlectrophenax nivalisは全長約16.5センチメートル。色彩は白と黒を基調として上品である。雄の夏羽は背、肩、中央尾羽、初列風切(かざきり)の前半、三列風切、小翼羽が黒、そのほかは白。冬羽は頭頸(とうけい)部、背、肩が白、黒、淡赤褐色のまだらである。日本には冬季に北海道、本州の日本海側の雪原に飛来するが、数は少ない。[坂根 干]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ホオジロの関連キーワード島青鵐頬白深山頬白オオジュリン(大寿林)クロジ(黒鵐)シマアオジ(島青鵐)フウキンチョウ(風琴鳥)ホオアカ(頰赤)ホオジロ(頰白)ユキホオジロ(雪頰白)

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ホオジロの関連情報