翻訳|pole
イギリスの商人で機械発明家。1738年にローラーによって紡ぐ方法で特許を出願。特許権所有者はポールであったが,実際の発明者はこの特許の証人であるジョン・ワイアットであった。ポールとワイアットは1732年ころから知り合い,33年にポールはワイアットからある機械(詳細不明)の権利を買いとっている。これが紡績過程の機械に関するものと考えられ,ふたりの改良の努力の結果,38年の特許となった。なおポールは48年に梳綿(そめん)機械,また58年には改良されたワイアット=ポールの紡績機械の特許を出願している。しかし事業としては,ポールは負債にあえぎ,工場が倒産するなどの資金不足と,もう一方では紡績機械の脆弱(ぜいじやく)さによる故障,糸切れなどによる能率の悪さにみられる技術的未成熟さとがあいまって成功しなかった。
執筆者:奥山 修平
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…ヤード・ポンド法における面積の単位。古くは牛2頭引きのすきを用いて1日で耕せる面積とされ,その広さは土地によって異なっていたが,1277年イギリスのエドワード1世により4ポール×40ポールの土地またはそれと同じ広さの土地の面積と定められ,法定エーカーstatute acreと呼ばれた。これは4840平方ヤードに等しく,およそ0.4ha(4047m2)である。…
※「ポール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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