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マズダク教 マズダクきょう

百科事典マイペディアの解説

マズダク教【マズダクきょう】

ササン朝時代にマズダクMazdakが興した宗教。婦女子・財産の共有,肉食の禁止などを説き,ゾロアスター教やマニ教との類似点が見られる。カワード1世(在位488年―531年)治下に教勢を伸ばしたが,治世末期には徹底的な弾圧を受けた。
→関連項目ミトラス教

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世界大百科事典 第2版の解説

マズダクきょう【マズダク教】

婦女子・財産の共有,肉食の禁止などを主張したササン朝期のイランの宗教で,社会改革者マズダクMazdak(5~6世紀)の教説。その詳細を復原することは,資料の不足のために不可能である。今なお,マズダクの運動を,まず社会改革運動とする立場と,本来は当時の正統ゾロアスター教に対する宗教改革運動であって,社会的なものは副次的とする見解の対立がある。その教説は,北方よりのエフタル族の侵入と飢饉で混乱する当時の社会情勢を背景に,急速に人心をつかみ,国王カワード1世(在位488‐496,499‐531)が,貴族,高級聖職者階級の権勢を制する意図もあってその信奉者となったことから,さらに王宮内にも勢力を拡大した。

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世界大百科事典内のマズダク教の言及

【ホッラム教】より

マズダク教と過激シーア派思想との混交によって生じたイランの反アラブ・反政府的性格の強い異端の宗教。アラビア語史料はホッラミーヤKhurramīyaまたはホッラムディーニーヤKhurramdīnīyaの名で,マズダク教そのものを意味することもある。…

※「マズダク教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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