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マルクス=レーニン主義 マルクス=レーニンしゅぎMarxism-Leninism

翻訳|Marxism-Leninism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マルクス=レーニン主義
マルクス=レーニンしゅぎ
Marxism-Leninism

レーニンが K.マルクスを正しく承継したことを強調するためにつくられた用語。特にレーニンの正統性を立証しようとするのは,革命に関する理論である。すなわちレーニンはマルクスの国家論を正しく受継いで,革命のための理論と戦術とを構築し,プロレタリアート独裁を擁護したとされている。 (→レーニン主義 )

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マルクス=レーニン主義【マルクスレーニンしゅぎ】

レーニンによって発展させられたマルクス主義をいうが,この呼称はレーニン没後に始まった。単にレーニン主義とも。レーニンは,強固な組織をもつ職業革命家の党としての前衛党の創設,労働者と農民の同盟によるプロレタリアート独裁の実現,プロレタリア革命と民族解放戦争による世界革命の実現,およびプロレタリアート独裁下におけるコミューン型国家の概念等についての理論を提起。また哲学上では弁証法的唯物論を強調。レーニンはこれを指導理念として十月革命を遂行。革命後はレーニンは政策担当者としてロシアにおける社会主義建設とコミンテルンの指導に当たり,新経済政策(ネップ)の採用,統一戦線の結成,民族・植民地の解放等で多くの問題提起を行った。このようなレーニン主義が定式化されたのは,1924年スターリンの《レーニン主義の基礎について》による。スターリンの権力が確立されるとともに,それが唯一の正統的理解とされるに至り,レーニン自身の複眼的思想は失われた。
→関連項目共産党国家社会主義人民革命党日本社会党マルクス=レーニン主義研究所

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世界大百科事典内のマルクス=レーニン主義の言及

【社会主義社会】より

…しかし,資本主義と異なった原理で組織された社会としての社会主義社会は,ソ連邦,東ヨーロッパ,東アジア,キューバなどの共産主義国に実現されたものに限られる。これらの諸国は,いずれもマルクス=レーニン主義から出発して社会主義社会の建設と発展をすすめた。それぞれみずからの歴史を背景として多様なあり方を示し,とくにユーゴスラビアのように際だった独自性を打ち出したものもあるが,なおいくつかの基本的な特徴が共通に確認される。…

【マルクス主義】より

…しかしその影響力はたんなるブルジョア社会批判の枠をこえて,19世紀の最後の四半世紀から現代にいたるまで世界の革命運動のなかで主導的役割を果たしてきた。ときにはレーニンの思想(レーニン主義)と機械的に結びつけて,〈マルクス=レーニン主義〉といわれることもあるが,ここでは固有のマルクス主義に限定して述べることとする。 マルクス主義は西ヨーロッパの近代ブルジョア社会を母体とし,そこから内発的に展開した思想であり,レーニンの著名な規定に従えば三つの源泉をもっている。…

【レーニン主義】より

…ロシア革命の経験とレーニンの思想理論を核とするマルクス主義の潮流。ボリシェビズム,共産主義,マルクス=レーニン主義ともいう。ロシア革命の経験とその指導者レーニンの理論は,コミンテルンを通じて,世界中に広められた。この革命的マルクス主義の潮流を〈レーニン主義〉の名で呼ぶことは,レーニンの没後に始まった。ブハーリンジノビエフらもその定式化を試みたが,スターリンが1924年4月スベルドロフスク大学で行った講演〈レーニン主義の基礎について〉は最も包括的なものであった。…

※「マルクス=レーニン主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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