マンロー(Sir Thomas Munro、軍人、行政官)(読み)まんろー(英語表記)Sir Thomas Munro

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

マンロー(Sir Thomas Munro、軍人、行政官)
まんろー
Sir Thomas Munro
(1761―1827)

イギリス東インド会社軍人行政官マイソール戦争で獲得した南インドの地租行政を担当して、ライーヤトワーリー制度基礎を確立した。1812年インド統治について下院特別委員会で証言し、インドの軍務に復帰したのち、1820年マドラス管区知事となり、在任中に病死した。家父長主義的統治理念をもって知られ、統治の帰結として進歩したインドの独立を予知していた。

高畠 稔]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android