世界大百科事典(旧版)内のミュール(履物)の言及
【スリッパー】より
…本来はパントーフルpantoffleと呼ばれる履物で,14世紀ころのものは底をふくめて素材は皮であったが,中世の終りにはコルクの底になった。そのころベネチアでつくられた,足首の後ろの部分のないバックレスの,甲部だけのミュールmuleという履物がはやった。ミュールは赤い色の魚の名で,この上草履が赤い色をしていたところから名づけられた。…
※「ミュール(履物)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」