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ムルロア環礁(読み)ムルロアかんしょう(英語表記)Mururoa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムルロア環礁
ムルロアかんしょう
Mururoa

南太平洋,フランス領ポリネシアガンビエ諸島にある環礁。かつてココヤシが栽培されていたが,1963年にフランスの核実験地に決り,無人となった。 66年に核実験開始,75年以降は地下実験が行われる。

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百科事典マイペディアの解説

ムルロア環礁【ムルロアかんしょう】

南太平洋,フランス領ポリネシアのトゥアモトゥ諸島に属する人口3230人(1995)の環礁。タヒチ島南東約1200km。フランスは1966年7月から1974年までの9年間に,この環礁と,その南方約30kmにあるファンガタウファFangataufa環礁とで41回の大気圏内核実験,1975年―1996年5月には二つの環礁で153回の地下核実験を行った。フランスは1960年2月にアルジェリアのサハラ砂漠で最初の核実験に成功して核保有国となったが,1965年にアルジェリアが独立,サハラ砂漠を核実験場として使用することを拒否した。このためフランスはムルロア環礁をサハラ砂漠に代わる実験場と決め,大気圏核実験を行った。しかしオーストラリアやニュージーランドなど近隣諸国をはじめとする核実験反対の国際世論が高まり,1970年にはムルロア核実験反対委員会(ATOM)が結成された。1974年,ついに大気圏内核実験を中止し,翌1975年,地下核実験を始めた。1992年春,ミッテラン大統領はムルロア環礁とファンガタウファ環礁での地下核実験を中止したが,シラク大統領は1995年9月,4年ぶりに地下核実験を再開し,1996年5月まで8回続けた。
→関連項目グリーンピーストゥアモトゥ[諸島]パペエテ非核独立太平洋会議フランス領ポリネシア南太平洋フォーラムラロトンガ条約

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世界大百科事典 第2版の解説

ムルロアかんしょう【ムルロア環礁 Atoll de Mururoa】

南太平洋のフランス領ポリネシア,トゥアモトゥ諸島中の一環礁。ラグーン(礁湖)を含めて長さ約27km,幅13km。南方約30kmのファンガタウファ環礁Atoll de Fangataufaとともに,1963年から96年までフランスの核実験場となった。フランス領ポリネシアの経済はコプラ生産や観光収入とともに,核実験に伴う諸施設,活動に関係した収入に支えられ,この環礁が経済に占める比重は小さくなく,観光と核実験は政治的レベルの対立にまで発展した。

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大辞林 第三版の解説

ムルロアかんしょう【ムルロア環礁】

〔Mururoa〕 南太平洋、ツアモツ諸島中の環礁。フランス領。1963年以来、核実験場。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ムルロア環礁
むるろあかんしょう
Atoll de Mururoa

南太平洋、フランス領ポリネシア、ツアモツ諸島の南東部にある環礁。東西27キロメートル、南北13キロメートル。1966年から74年まで41回にわたりフランスの大気圏内核爆発実験が行われた。のち世界各地からの抗議により、実験は南32キロメートルのファンガタウファFangataufa環礁の地下爆発に変更された。実験は92年に中断されたが、95年9月再開1回目の実験がムルロア環礁で実施された。96年1月に再開6回目(通算181回目)の実験がファンガタウファ環礁で行われた後、フランスは実験の終了を宣言。同年12月にはムルロア環礁の実験施設も閉鎖された。[大島襄二]

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世界大百科事典内のムルロア環礁の言及

【トゥアモトゥ[諸島]】より

…2度の世界大戦の影響もここまでは及ばなかった。トゥアモトゥが世界の関心を集めたのは,63年にフランス政府がここのムルロア環礁での核実験開始を宣言してからであった。【石川 栄吉】【斉藤 尚文】。…

【フランス領ポリネシア】より

…とくにCEP関連の投資がGDPの半分を占める時期もあった。アメリカ,ロシアが核実験を停止するなかで,フランスは95年秋から96年初めにかけてトゥアモトゥ諸島のムルロア環礁などで第6次核実験を強行したため,反対派による騒乱事件が起き,オーストラリア,ニュージーランド,アメリカ,日本などからの観光客が激減した。96年1月の実験を最後に核実験場は閉鎖され,南太平洋でのフランスの孤立はようやく終わった。…

※「ムルロア環礁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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