百科事典マイペディア 「メガントロプス」の意味・わかりやすい解説
メガントロプス
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ジャワ島中部のサンギラン出土の化石人類。学名のメガントロプス・パラエオジャワニクスM. palaeojavanicusは、古いジャワの巨人の意。1941年にオランダの人類学者ケーニヒスワルトが、53年にはインドネシアのマルクスが下部更新世(洪積世)地層より発見。左右の下顎(かがく)骨破片はゴリラ並みの大きさであるが、小臼歯(きゅうし)や大臼歯は人類的である。一時期ドイツの人類学者ワイデンライヒが本標本とギガントピテクスをもとに人類祖先巨人説を唱え、また南アフリカのロビンソンは本標本をアウストラロピテクス類と結び付けたが、今日ではいずれも立ち消えている。大型の原人とみるのがよいようであるが、標本が不十分なため、将来の研究がまたれる。なお、1939年タンザニアのガルーシ出土の標本はメガントロプス・アフリカヌスとよばれたが、今日ではアウストラロピテクス・アフリカヌスだとされている。
[香原志勢]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...