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モーラ モーラmora

翻訳|mora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モーラ
mora

モラともいう。ラテン語韻律学において,1短音節の長さに相当する時間の単位をさす。1長音節は1短音節の2倍の長さをもつ。転じて,おもに日本語のかな1字 (子音+短母音) に相当する時間的長さの単位をさすのに用いられる。ただし,拗音 (子音+半母音+短母音) はかなでキャ,ショのように書くが,やはり1モーラである。「拍」という学者もある。日本語 (東京方言など) は,この等時間的単位が和歌や俳句を数える単位となっている。またアクセントにおいても大切な役割を果している。これと,(音韻的) 音節は別の概念である。[kona]/kona/ (粉) ,[ko:]/koo/ (甲) ,[koN]/koN/ (紺) において,音節は,「粉」が2音節,他は1音節であるが,モーラは,いずれも2モーラである。撥音 (ン) ,促音 (ッ) ,長音 (ー) がそれ自身で1モーラをなすのが日本語の特徴であるが,日本語のなかでも方言により,モーラの認められないものもある。

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デジタル大辞泉の解説

モーラ(mola)

モラ

モーラ(mora)

韻律学または音韻論上の単位。1短音節に相当するとされる音の長さ。「象[zoː]」、「缶[kan]」は音声学的には1音節であるが、2モーラとする。拍。音韻論的音節。

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百科事典マイペディアの解説

モーラ

言語学の音韻論で,子音音素と短母音音素との連結,またはこれに等しい長さの音素・音素連結をいう。言語の歴史,方言などを研究するための単位。たとえば,東京方言の/koto/(琴)は2モーラ,つまり/ko/,/to/が1モーラである。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

モーラ Mora, Belchior de

?-1616 スペインの宣教師。
イエズス会士。天正(てんしょう)5年(1577)長崎に来航。8年有馬セミナリヨ初代院長,下(しも)地区上長となる。のち長崎コレジヨの霊的指導司祭,管区顧問。慶長19年(1614)幕府の禁教令でマニラに追放され,1616年10月18日同地で死去。カラバカ出身。

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大辞林 第三版の解説

モーラ【mora】

ラテン語で詩作法上用いられていた概念で、等時間のリズムを捉える単位。モラ。
日本語などにおける音韻論上の単位。単一のリズムをなす音節(音韻論的音節)で、普通は子音音素と母音音素の組み合わせで一つのモーラをなす。日本語では、仮名一文字が一モーラになる。拍。

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