リュウグウ/竜宮(読み)リュウグウ

デジタル大辞泉の解説

りゅうぐう【リュウグウ/竜宮】[小惑星]

太陽系小惑星1993JU3の名称アポロ群に属す地球近傍小惑星の一。平成26年(2014)に打ち上げられた日本の小惑星探査機はやぶさ2が着陸とサンプル採取を計画している。名称は、サンプル採取を、浦島説話で主人公の浦島太郎竜宮城から玉手箱を持ち帰ることになぞらえたことによる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

リュウグウ

地球と火星の軌道付近を回る直径約900メートルの小惑星。コマのような形で、表面に複雑な凹凸や最大約200メートルのクレーターがある。太陽系が誕生した46億年前ごろにできたと考えられ、内部には当時の状態を保った砂や有機物が含まれている可能性がある。

(2018-06-27 朝日新聞 夕刊 1総合)

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知恵蔵miniの解説

リュウグウ

太陽系の小惑星、1993JU3の名称。最長部分が約900メートルの大きさで、地球近傍小惑星のひとつ。1999年5月、米マサチューセッツ工科大学の研究チームによって発見された。2014年に打ち上げられた日本の小惑星探査機「はやぶさ2」による着陸とサンプル採取計画が進められている。リュウグウの名称は、サンプル採取計画を、竜宮城から玉手箱を持ち帰った浦島太郎の説話になぞらえたことによる。18年4月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「はやぶさ2」がリュウグウに約26万キロメートルの距離まで近づいたと発表。同年6月に到着、9月頃に着地して探査を行い、20年に地球に帰還する予定という。

(2018-4-26)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リュウグウ
りゅうぐう
Ryugu

太陽系の小惑星の一つ。地球に近づく軌道をもつ地球近傍小惑星の一つで、小惑星番号は162173(正式命名前の仮符号は1999JU3)。マサチューセッツ工科大学(MIT)リンカーン研究所の地球近傍小惑星探査チームにより、1999年5月に発見された。小惑星探査機はやぶさ2の探査対象である。直径は約900メールで、炭素質コンドライトからなるC型小惑星である。初代はやぶさが目ざした小惑星イトカワは、鉄やマグネシウムを主成分とするS型小惑星であった。そこで、より太陽系形成初期の有機物などを豊富に含むC型小惑星であるリュウグウが、次の探査対象として選ばれた。
 名称は宇宙航空研究開発機構(JAXA)による公募、リンカーン研究所への提案とその承認により決まった。はやぶさの小惑星サンプル持ち帰り計画が、玉手箱を持ち帰る浦島伝説と重なること、既存の小惑星名との類似がなく、水を含むと期待され水を想起させる命名であること、さらに、命名の国際条件である神話由来であるなどが名称の選定理由となった。[編集部]

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