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ロサリオ Rosario

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロサリオ
Rosario

アルゼンチン中北部,サンタフェ州南東部の都市。同国第3の大都市で,首都の北西約 260km,パラナ川下流部西岸に位置する。パラナ川の氾濫原に 17世紀末頃から形成された集落が,1725年ロサリオとして再建され,スペインからの独立戦争時,1812年に M.ベルグラノ将軍により初めて国旗が掲げられた地として知られるが,19世紀なかばまでは小村にすぎなかった。 56年 J.ウルキサ大統領により内陸部諸州のための主要港に指定されてから急速に発展。 20世紀に入って水運が首都に集中するようになってから貿易港としての地位はやや低下したが,近代的な港湾施設を備えた港はラプラタ川から遡航する外洋船が入港でき,背後のグランチャコやパンパスの肥沃な農牧地帯に産する農畜産物の輸出港として重要。主要輸出品は小麦,飼料,トウモロコシ,砂糖,ラム酒,ウシ,皮革,食肉,タンニンなど。また工業面での発展も著しく,現在農産物加工を中心とした各種工業が立地し,同国有数の工業都市となっている。内陸国ボリビアの主要貿易港でもある。国立ロサリオ大学 (1968) 所在地。水運のほか,陸上交通の要地でもあり,市から国内諸方面へ鉄道,道路が延びている。人口 93万 5471 (1980) 。

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デジタル大辞泉の解説

ロサリオ(Rosario)

アルゼンチン中東部、パラナ川下流の西岸にある河港都市。パンパ北部の小麦・皮革・羊毛などの集散地。食品などの工業も盛ん。人口、行政区89万、都市圏110万(1991)。

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百科事典マイペディアの解説

ロサリオ

アルゼンチン東部,パラナ川西岸の河港都市。ブエノス・アイレスの北西280kmにある商工業都市で,同国第2の大都市。1870年にコルドバと鉄道で結ばれ,サンタ・フェをしのぐパンパの農畜産物の集散地となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ロサリオ【Rosario】

アルゼンチン東部の都市。サンタ・フェ州南部,パラナ川の西岸に位置する。首都のブエノス・アイレス市に次ぐ工業・商業の中心地で,人口は89万4645(1991)。17世紀末ごろから白人の定住が始まり,1725年からチャコ地方のグアイクル族の襲撃に備える要塞としても機能した。31年にはヌエストラ・セニョーラ・デル・ロサリオの名で教会が建立され市名の起源となった。1810年独立戦争が始まると,市を挙げて独立軍を支援し,人馬・食糧などを供給した。

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大辞林 第三版の解説

ロサリオ【Rosario】

アルゼンチン中部、大西洋に注ぐパラナ川下流西岸にある河港都市。パンパ北部に位置し、小麦・トウモロコシ・羊毛・食肉などの輸出が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロサリオ
ろさりお
Rosario

アルゼンチン中東部、サンタ・フェ州にある港湾・工業都市。ブエノス・アイレスの北西300キロメートル、パラナ川の右岸に位置する。都市圏人口110万9404(2001)。ブエノス・アイレスに次ぐ同国第二の港湾都市で、三大都市の一つでもある。背後に広がる肥沃(ひよく)な穀作地帯の穀物に加え、牧林産品も積み出す。食品、木材加工、皮革、金属、化学などの工業も盛んである。1689年ごろ、先住民の襲撃を避けてサンタ・フェ付近からきた人々が入植を開始し、1725年にはチャコ地方の先住民との戦闘基地がつくられた。1731年ロサリオ聖母教会が建設され、市名の起源となった。独立戦争に際しては兵馬、食糧を供給して独立軍を支援し、1812年アルゼンチン国旗が最初にここで掲揚された。1854年諸州連合政府の正式な貿易港となってからは港として栄え、1860年代の鉄道開通で急速な発展を遂げた。1930年代までに世界有数の穀物貿易港となったが、その後アルゼンチンの穀物輸出力が低下し発展は抑制された。[今井圭子]

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