ローザ(英語表記)Rosa, João Guimarães

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ローザ
Rosa, João Guimarães

[生]1908.6.27. ミナスジェライス,コルジズブルゴ
[没]1967.11.19. リオデジャネイロ
ブラジルの詩人,小説家。幼少年時代を奥地のウルクイア地方で過し,これが彼の地方主義的視野を形成したとされる。ベロオリゾンテ市で医学を修め,ミナスジェライス州奥地で診療に従事したが,のち外交官生活に入り,ボゴタ,パリなどの大使館に勤務。かたわら詩人としてデビューし,ブラジル文学アカデミーの詩部門賞 (1936) ,国立図書協会のマシャド・デ・アシス賞 (56) などを受賞。革新的作品で批評家の絶賛を博した。独特の造語が多く,難解なことで有名。 1963年ブラジル文学アカデミー会員。代表作,詩集マグマ』 Magma (36) ,小説『サガラーナ』 Sagarana (46) ,『牧童マリアーノとともに』 Gom o Vaqueiro Mariano (52) ,『バレエ団』 Corpo de Baile (2巻,56) ,『大いなる奥地-細道』 Grande Sertão: Veredes (56) 。

ローザ
Rosa, Salvator

[生]1615.6.20. /1615.7.21. ナポリ,アレネッラ
[没]1673.3.15. ローマ
イタリアの画家,銅版画家,詩人,音楽家。ナポリで A.ファルコーネに学び,おもにローマフィレンツェで活躍,多方面に才能を示した。戦争画という独特な領域を開発し,また,光や大気描写によって怪奇的な気分や感情の高まりを生み出し,特にイギリスで称賛され,ロマン主義的風景画の先駆となった。代表作『兵士猟師のいる風景』 (ルーブル美術館) ,『戦争図』 (フィレンツェ,ピッティ美術館) 。

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百科事典マイペディアの解説

ローザ

イタリアの画家。ナポリ近郊に生まれ,主にローマで活動する。戦争画と風景画にすぐれ,特に幻想的な山岳風景で知られた。その明快なタッチと色彩処理はのちの印象主義を思わせる。また〈ピクチュアレスク〉の先駆的存在として後世の英国ロマン派に好まれた。喜劇俳優,風刺詩人としても活躍した。代表作に《戦闘図》(1640年代,フィレンツェ,ピッティ美術館蔵)などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ローザ【Noel Rosa】

1910‐37
ブラジル大衆歌謡の作詞・作曲家。病弱だったため大学を中退したまま正業に就くことなく,26歳で病死するまで,酒と女と音楽とに明け暮れたといわれる。サンバの興隆期にあたって,白人ながらその発展に大きく寄与し,代表的な《コン・キ・ローパ》のほか残した作品212曲は大きな影響を及ぼし,今も広く親しまれている。【中村 とうよう】

ローザ【Salvator Rosa】

1615‐73
イタリアナポリ派の画家。ナポリ近郊に生まれる。ファルコーネAniello Falconeの弟子。スペイン人画家リベラの作品からも影響をうける。G.ランフランコに励まされてローマに赴き,画家のみならず,詩人,俳優,音楽家として成功する。G.ベルニーニとの不仲が原因で,1640年にローマを去ってフィレンツェに行き,メディチ家につかえ49年まで滞在。その後はローマで制作する。フランスの古典主義画家のC.ロランやN.プッサンと並び,風景画に独自の世界を完成する。

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367日誕生日大事典の解説

ローザ

生年月日:1908年6月27日
ブラジルの作家
1967年

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精選版 日本国語大辞典の解説

ローザ

〘名〙 (rosa) 茨(いばら)の類。特に、薔薇(ばら)をいう。ローズ。
※花壇地錦抄(1695)三「らうざ 花さくらいろに見ゆ。八重ひとへ大りんらうざ、はまなすは薬種に用」

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世界大百科事典内のローザの言及

【廃墟】より

…これにともない,宗教思想や科学思想においても自然を神の叡智が具体化したものとする認識が優勢になり,廃墟を含めた森羅万象へのフィールドワーク的な接近が始まった。これらはさらにG.P.パンニーニ,G.B.ピラネージらイタリアの版画家を経て廃墟を美術の主題とする動きを生み,自然と古城などを描くS.ローザの〈ピクチュアレスク〉絵画を通じて,西欧に廃墟趣味が普及した。 こうして18世紀になると,廃墟は人造物というよりもむしろ自然物とみなす感覚が一般的となり,この時期から本格的に製作されだした博物学図鑑の背景にも,木や草とともに廃墟が盛んに描かれた。…

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