万石浦(読み)まんごくうら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

万石浦
まんごくうら

宮城県東部,牡鹿半島の西側基部にある湾入石巻市女川町に属する。古来,歌枕の「奥の海」はここといわれる。カキ,ノリの養殖が行なわれている。湾口渡波 (わたのは) 港がある。 1979年北部の硯上山一帯とともに硯上山万石浦県立自然公園に指定。

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百科事典マイペディアの解説

万石浦【まんごくうら】

宮城県石巻市東部,牡鹿半島の西側基部にある湾入。古くは奥の海と称され,歌枕としても知られていた。魚介類に恵まれた浦で,また古来より塩田が広がっていたようである。湾口は狭い水道をなし,石巻湾に通じる。水深2〜4m。かつて塩田があったが,現在はカキ,ノリの養殖が盛んで,カモ猟やハゼ釣にも好適。湾口に漁業基地渡波(わたのは)がある。
→関連項目石巻[市]

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デジタル大辞泉プラスの解説

万石浦

宮城県石巻市、牡鹿郡女川町にまたがる海跡湖。環境省選定重要湿地。面積約7.30平方キロメートルで、湾奥部は汽水域となっている。古くは「奥の海」と呼ばれた景勝地で、カキの養殖が盛んだったが、2011年の東日本大震災の津波により大きな被害を受けた。防波堤の建設、カキ養殖の再開など、復興事業が続いている。

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世界大百科事典 第2版の解説

まんごくうら【万石浦】

宮城県東部の石巻湾からさらに奥まった湾入。牡鹿(おしか)半島の基部を扼(やく)し,古くは奥の海と呼ばれた。仙台藩2代伊達忠宗により,この入江を干拓すれば万石のとれる美田になろうと言われたという伝えがある。大部分は3~4mの浅海で,西岸の渡波(わたのは)には,寛永年間(1624‐44)に始まる入浜式塩田が1960年ころまであった。ノリ,カキの養殖が盛んで,特に種ガキは外国へ輸出される。湾口北岸に漁港渡波があり,対岸に幕府公許最後の仇討といわれる久米兄弟仇討の地がある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔宮城県〕万石浦(まんごくうら)


宮城県東部、牡鹿(おしか)半島の基部西側にある潟湖(せきこ)。面積7.2km2。南西の石巻(いしのまき)湾に面した渡波(わたのは)漁港との間に細い水路が通じる汽水湖。かつては塩田も立地したが、現在はカキ・ノリの養殖が盛ん。シーズンには潮干狩りでにぎわう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

万石浦
まんごくうら

宮城県東部、牡鹿(おしか)半島の基部西側にある湾入。石巻(いしのまき)市と女川(おながわ)町にまたがる。西方の旧北上(きたかみ)川河口から流出した土砂によって湾口がふさがれて潟湖(せきこ)状となり、わずかに幅200メートルの渡波(わたのは)水道で石巻湾と通じている。面積約7平方キロメートル。水深は2~4メートルと浅く、ノリ、カキの養殖が盛ん。西岸にはかつて仙台藩直営の渡波塩田があった。現在は工場用地として整地されている。[境田清隆]

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