堅忍不抜(読み)ケンニンフバツ

デジタル大辞泉 「堅忍不抜」の意味・読み・例文・類語

けんにん‐ふばつ【堅忍不抜】

つらいことも耐え忍んで、どんな困難にも心を動かさないこと。「堅忍不抜態度
[類語]剛直不屈剛毅剛健堅固確固強固強靭タフ不退転不撓ふとう不屈剛毅豪胆大胆大胆不敵不敵放胆豪放豪快磊落らいらく肝が据わる肝っ玉が据わる・腹が据わる度胸が据わる

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精選版 日本国語大辞典 「堅忍不抜」の意味・読み・例文・類語

けんにん‐ふばつ【堅忍不抜】

  1. 〘 名詞 〙 かたくこらえて心のぐらつかないこと。
    1. [初出の実例]「また勇気世を蓋ひ、堅忍不抜の志ある人なり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉八)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐鼂錯論〕

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四字熟語を知る辞典 「堅忍不抜」の解説

堅忍不抜

意志がかたく、じっとこらえて心のぐらつかないこと。

[使用例] しかし日本の国民性はこの点にかけては堅忍不抜で、多勢とともにならずいぶんいい辛抱をする[柳田国男雪国の春|1928]

[使用例] 私は堅忍不抜の愛などというものをからっきし持ち合わせていない。いたり消えたりの情の赴くまま、自分勝手の悦楽や、旅にほしいままに出向いてしまう[檀一雄火宅の人|1975]

[解説] 「堅忍」は意志がかたく、耐え忍ぶこと。「不抜」はかたくて抜けない、確固として動じないこと。

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