不連続線(読み)フレンゾクセン

精選版 日本国語大辞典 「不連続線」の意味・読み・例文・類語

ふれんぞく‐せん【不連続線】

  1. 〘 名詞 〙 大気中で不連続面が地面または等圧面と交わってできる線。線といっても幅を有し、ふつう気象要素によって風の不連続線・温度の不連続線などと用いる。前線は不連続線の一つ
    1. [初出の実例]「四五月頃の雷雨性の不連続線に伴うて」(出典:銀座アルプス(1933)〈寺田寅彦〉)

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最新 地学事典 「不連続線」の解説

ふれんぞくせん
不連続線

line of discontinuity

同一気団内で,地形などの影響によって発生する密度や気温などの気象要素の不連続面と地表との交線のこと。天気図上の前線を含めて不連続線と呼ぶ場合もあるが,一般に,冬季の日本海岸に発達する北陸不連続線,房総半島沖の房総不連続線など,局地的なものに使用する。

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百科事典マイペディア 「不連続線」の意味・わかりやすい解説

不連続線【ふれんぞくせん】

気温,密度,風向,風速などの気象要素の全部または一部が急激に変化している面を不連続面といい,不連続面と地表面との交線を不連続線という。前線は不連続線の一種。不連続線は同一気団内でも,気団の変質程度相違や,地形などによる気流の局地的変化によってでき,局地気象の原因になる。北陸不連続線,房総不連続線などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「不連続線」の意味・わかりやすい解説

不連続線
ふれんぞくせん

空気の温度や風といった気象要素の値や変化傾向が、ある面を境に急に変わっているとき、その面を不連続面というが、この不連続面が地表と交わる線を不連続線という。不連続線は前線(気団の境目)でないものも含むが、ときには前線の意味で使うこともある。日本付近に局地的に発生する不連続線として、冬季北陸地方沿岸に発生する北陸不連続線、房総半島沖に発生する房総不連続線などがある。

饒村 曜]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不連続線」の意味・わかりやすい解説

不連続線
ふれんぞくせん
line of discontinuity

ある気象要素の大気中での分布を考えたとき,一つの面を境にして,その気象要素の値や変化傾向が不連続になっている面を不連続面といい,それが地表面と交わる線を不連続線という。前線シアーラインシアー)などは不連続線の一種である。

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