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乾徳山 ケントクサン

世界大百科事典 第2版の解説

けんとくさん【乾徳山】

山梨県北部,塩山(えんざん)市の北方にある山。秩父山地の主稜線から南へ分岐する尾根上の突起部で,標高2020m。山頂部は変質を受けた角セン安山岩,凝灰角レキ岩より成り,中腹は草原,西面は高さ数十mの岩壁となっている。南岩壁は,夢窓疎石面壁を行った地として知られる。山名は,のちに恵林(えりん)寺創設の折,山頂の位置が乾(いぬい)にあたることから名づけられたという。秩父多摩国立公園に含まれ,笛吹川上流の西沢渓谷とともにハイキングに格好の山である。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

乾徳山
けんとくさん

山梨県北部、笛吹(ふえふき)川上流、山梨市三富(みとみ)地区にある山。標高2031メートル。山頂部は安山岩類の大岩塊よりなる。夢窓(むそう)国師が一夏面壁修行した地。新緑、紅葉、岩登りと京浜方面からのハイカーが多い。徳和から大平牧場経由で頂上に立ち、道満(どうまん)尾根を下るのが一般的。健脚には頂上から黒金(くろがね)山、大ダオ、東奥山窪(ひがしおくやまくぼ)経由で徳和に至るコースもある。山麓(さんろく)の甲州市塩山(えんざん)地区に乾徳山恵林(えりん)寺がある。[吉村 稔]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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