今泉今右衛門(読み)いまいずみいまえもん

日本大百科全書(ニッポニカ)「今泉今右衛門」の解説

今泉今右衛門
いまいずみいまえもん

佐賀県有田(ありた)町の陶工の家系。江戸時代から現代まで13代ある。今泉家は有田皿山の赤絵町にあって、赤絵専業の家柄であったが、1871年(明治4)に鍋島(なべしま)藩窯が民間に移管されたのち、鍋島焼の再興に力を尽くし、鍋島様式を現代によみがえらせた。とくに12代今右衛門(1897―1975)の色鍋島磁器復活によって、1976年(昭和51)に彼が主宰していた色鍋島技術保存会が、国の重要無形文化財総合指定の認定を受けた。13代(1926―2001)は12代の長男。1975年に12代の死去により襲名。鍋島様式を自家薬籠(やくろう)中のものとなしえて、染付下地の色絵に奥行のある作風を樹立し、89年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。97年(平成9)10~13代の作品を展示する「財団法人今右衛門古陶磁美術館」を有田町に開館した。

[矢部良明]

『『十三代今泉今右衛門作品集』(1998・日本経済新聞社)』

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デジタル大辞泉「今泉今右衛門」の解説

いまいずみ‐いまえもん〔いまいづみいまヱモン〕【今泉今右衛門】

肥前有田の世襲の陶芸家。代々鍋島藩窯の絵付け師を勤めた。12代今右衛門[1897~1975]が色鍋島を復活させて再興。

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