仏滅(読み)ぶつめつ

百科事典マイペディアの解説

仏滅【ぶつめつ】

六曜の一つ。勝負なしの日。俗に万事に凶とし,特に結婚式をあげることを忌む。旧暦1・7月の4,10,16,22,28日,2・8月の3,9,15,21,27日,3・9月の2,8,14,20,26日,4・10月の1,7,13,19,25日,5・11月の6,12,18,24,晦日(みそか),6・12月の5,11,17,23,29日。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶつめつ【仏滅】

六曜の一つで大凶日。移転,開店,新規事業の開始など,すべてのことに終日凶とされ,結婚式も仏は避けて行われるし,この日に病気にかかると長患いになるという。六曜は,室町時代初期に中国から伝わった暦注で,当時は仏滅は空亡(くうぼう)と呼ばれ,時刻の占いに用いられていた。1688年(元禄1)の小泉松卓の《頭書長暦》という暦注解説書には,亡(こもう)(悪日)とあり,1747年(延享4)編の《万暦両面鑑》には物滅とあり,空亡→虚亡→物滅→仏滅と変化したらしく,仏教とは無関係である。

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大辞林 第三版の解説

ぶつめつ【仏滅】

釈迦の死。入滅。
六曜の一。すべてに凶であるとする日。仏滅日。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仏滅
ぶつめつ

(1) 釈尊または諸仏の死のこと。釈尊および諸仏の死は輪廻転生のうちに起るのではなく絶対平安の涅槃そのものに入ることと考えられており,この涅槃を訳して「滅」あるいは「滅度」と呼んだ。 (2) 六曜では凶とされる日で,婚礼などの祝儀を忌む習慣がある。もとは「物滅」と書き,近年になって「仏」の字をあてたもので,仏 (ブッダ) の死んだ日とは無関係である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仏滅
ぶつめつ

六曜日の一つで、何事にも凶とされる日。旧暦1月と7月の4・10・16・22・28日、2月と8月の3・9・15・21・27日、3月と9月の2・8・14・20・26日、4月と10月の1・7・13・19・25日、5月と11月の6・12・18・24・30日、6月と12月の5・11・17・23・29日。この日に病気になると長引くなどというが、もちろんなんの根拠もない。それにもかかわらずいまでも婚礼など祝い事を避ける人がある。[井之口章次]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぶつ‐めつ【仏滅】

〘名〙
釈迦が死ぬこと。入滅。
※十訓抄(1252)一「仏滅後、百歳ばかりを過て」
② (「物滅」とも) 「ぶつめつにち(仏滅日)」の略。
大つごもり(1894)〈樋口一葉〉上「暦に黒ぼしの仏滅とでも言ふ日で有しか」

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世界大百科事典内の仏滅の言及

【六曜】より

…暦注の一種で,日の吉凶をみるのに使われる。六曜星の略で,六輝ともいい,先勝(せんしよう∥せんかち),友引(ともびき),先負(せんぶ∥せんまけ),仏滅(ぶつめつ),大安(たいあん),赤口(しやつく∥しやつこう)の6星を,順番どおり旧暦各月の朔日に配当し,正月・7月は先勝,2月・8月は友引,3月・9月は先負,4月・10月は仏滅,5月・11月は大安,6月・12月は赤口として,2日以下は六曜の順序に従って機械的に充当する。起源は,中国唐代の暦算学者,李淳風の《六壬時課(ろくじんじか)》とされ,日本には室町時代初期ごろに伝わり,小六壬(しようろくじん)といわれ,大安,留連(りゆうれん),速喜(そくき),赤口,将吉,空亡(くうぼう)の六つで時刻の占いであった。…

※「仏滅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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