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仏足石 ぶっそくせき

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仏足石
ぶっそくせき

仏陀の足の裏の形を石の上に刻んだもの。仏足跡とも書く。インド初期仏教では仏像はまだつくられず,法輪,菩提樹,塔などを拝んだが,仏足石も崇拝対象の一つ。足裏に千輻輪宝,金剛杵,双魚紋などの図がある。

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デジタル大辞泉の解説

ぶっそく‐せき【仏足石】

釈迦の足の裏の形を表面に刻んだ石。インドの初期仏教では仏がそこにいることを示すしるしとして用いたが、のち礼拝の対象とされ、千輻輪(せんぷくりん)などの図が刻まれる。日本では奈良の薬師寺にあるものが最古で、天平勝宝5年(753)の銘がある。

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百科事典マイペディアの解説

仏足石【ぶっそくせき】

仏の足の裏を石に彫り,足形の中に宝輪・卍・金剛杵(こんごうしょ)・菩提樹・塔・高座などを刻み,礼拝の対象としたもの。日本では奈良薬師寺のものが最古。→仏足石歌
→関連項目アダムズ・ピーク[山]

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶっそくせき【仏足石】

仏の足形を刻んだ石。またその足形を〈仏足跡〉という。足形は左右1対(双足)のものがほとんどであるが,まれには片方(隻足(せきそく))だけのものもある。仏陀(釈迦)が生涯を通じて諸方に遊行し,説法した足跡をとどめる意味から,仏陀の足文を石に刻んだもので,礼拝の対象とされた。インドの初期仏教においては,仏陀の形像を造ることはおそれおおいこととされ,1世紀ころまではその造像は行われなかった。そのかわり,舎利(仏陀の遺骨)を安置した仏塔,仏陀の成道をあらわす菩提樹,同じくその説法をあらわす法輪(輪宝)や宝座などが,仏陀の存在そのものを象徴する図像として用いられた。

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大辞林 第三版の解説

ぶっそくせき【仏足石】

釈迦の足跡の形を刻んだ石。仏像の発祥以前に古代インドで行われた釈迦の象徴表現の一。中国の唐を経て日本にも伝わり、奈良の薬師寺のものが有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仏足石
ぶっそくせき

釈尊(しゃくそん)の足跡を印刻した石。仏脚石(ぶっきゃくせき)、仏足跡(ぶっそくせき)ともいう。仏像がつくられる以前に、インドで釈尊の表徴として礼拝(らいはい)の対象とされたが、この仏跡信仰は中国、日本に及び、またセイロン(スリランカ)、タイなど南方諸国でも各地で模刻された。通常は千輻輪相(せんぷくりんそう)(仏の足の裏にある車輪状の紋様)などの妙相を描いて刻む。日本では奈良市の薬師寺の仏足堂にあるものが最古の作(国宝)。石の側面に図の由来を記した銘文があり、傍らには仏足石歌碑(国宝)が立っている。[森 祖道]

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世界大百科事典内の仏足石の言及

【仏教図像】より

…仏教美術がインドのガンダーラから西域を経て,中国,日本へと東漸するに当たっては,絵画,彫刻などの仏教美術そのものの伝来はもちろんであるが,特徴的な図様のみを写し取った図像を媒介とした伝播も見逃せない。著名な一例として,今日薬師寺に伝わる仏足石がある。釈迦の足跡とされる仏足石の図様が,インドより日本に伝えられた好例である。…

【仏足石歌】より

…古代和歌の歌体の一つで,5・7・5・7・7・7の6句38拍からなる形式。奈良の薬師寺に仏足を刻んだ仏足石と,これを賛える仏足石歌碑とが現存する。その仏足石歌碑に刻まれた21首がこの形式の歌であるところから,この名称がつけられた。…

【薬師寺】より

…東西両塔には釈迦八相像のまつられていたことが《七大寺巡礼私記》等にみえるが,その木心・塑像断片がわずかに残っている。境内の仏足石は銘から天平勝宝5年(753),画師越田安万の下絵になることが知られ,仏足石歌碑は万葉仮名で記す奈良時代の歌碑で,当時の仏足石信仰の姿を伝える貴重な遺品である。ただし江戸初期には近在の小川の橋とされていたと伝え,原所在地が本寺であったかは,明確ではない。…

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