伊方町(読み)イカタチョウ

デジタル大辞泉 「伊方町」の意味・読み・例文・類語

いかた‐ちょう〔‐チヤウ〕【伊方町】

伊方

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日本歴史地名大系 「伊方町」の解説

伊方町
いかたちよう

面積:二八・七五平方キロ

佐田岬さだみさき半島の東部を占める農漁業の町。東は保内ほない町、西は瀬戸せと町に接する。北は伊予灘、南は宇和海に面し、町域内にくろ島・から島の二島を含む。伊予灘側の斜面断層海岸で湾入部は少なく、宇和海側の斜面はリアス海岸で湾頭に集落が発達している。湾入部の集落にはみなと浦・豊之とよの浦など浦の名がつき、直線に近い海岸線の集落には大浜おおはま仁田之浜にたのはまなど浜の名のつくものが多い。


伊方町
いかたちよう

2005年4月1日:西宇和郡伊方町・瀬戸町三崎町合併
【伊方町】愛媛県:西宇和郡
【瀬戸町】愛媛県:西宇和郡
【三崎町】愛媛県:西宇和郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊方町」の意味・わかりやすい解説

伊方〔町〕
いかた

愛媛県西部,佐田岬半島を占める町。 1955年伊方村と町見村が合体して町制。 2005年瀬戸町,三崎町と合体。北の伊予灘側は断層海岸。南の宇和海側はリアス海岸で,集落は入江の湾奥に発達。サザエアワビテングサなどの採取が盛ん。古くから伊方杜氏の出身地で南予,九州,土佐方面の酒造りに携わる。段々畑を利用して柑橘類,野菜の抑制・促成栽培が行なわれる。伊予灘側に伊方原子力発電所があるほか,内陸部の山地に風力発電施設が点在する。宇和海側は佐田岬半島宇和海県立自然公園,西部は瀬戸内海国立公園に属する。半島を貫く佐田岬メロディーラインが国道 197号線のバイパスとして整備され,東西に横断する。三崎港から大分県の別府佐賀関へそれぞれフェリーが通じる。面積 93.98km2。人口 8397(2020)。

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