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伊豆の踊子 いずのおどりこ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

伊豆の踊子
いずのおどりこ

川端康成短編小説。 1926年発表。伊豆の自然を背景に,旧制高校生旅芸人の幼い踊り子との淡い交情を描いた出世作。

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デジタル大辞泉の解説

いずのおどりこ〔いづのをどりこ〕【伊豆の踊子】

川端康成の小説。大正15年(1926)発表。伊豆を旅する一高生と旅芸人の踊り子との淡い恋を描く。
五所平之助監督による映画の題名。正式には「恋の花咲く伊豆の踊子」。昭和8年(1933)公開。松竹の配給。出演、田中絹代、大日方傳ほか。
野村芳太郎監督による映画の題名。昭和29年(1954)公開。松竹の配給。出演、美空ひばり、石浜朗ほか。
川頭義郎監督による映画の題名。昭和35年(1960)公開。松竹の配給。出演、鰐淵晴子、津川雅彦ほか。
西河克己監督による映画の題名。昭和38年(1963)公開。日活の配給。出演、吉永小百合、高橋英樹ほか。
恩地日出夫監督による映画の題名。昭和42年(1967)公開。東宝の配給。出演、内藤洋子、黒沢年男ほか。
西河克己監督による映画の題名。昭和49年(1974)公開。東宝の配給。出演、山口百恵、三浦友和ほか。
[補説]はいずれもを原作とした作品。

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百科事典マイペディアの解説

伊豆の踊子【いずのおどりこ】

川端康成中編小説。1926年《文芸時代》に発表。作者の出世作。高校生と旅芸人一座の幼い踊子との間の淡い恋愛感情を描く。作者が一高2年の時の伊豆天城山中での体験をもととしている。

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デジタル大辞泉プラスの解説

伊豆の踊子

1954年公開の日本映画。監督:野村芳太郎、原作:川端康成による同名小説、脚色:伏見晁、撮影:西川亨。出演:石浜朗、美空ひばり、片山明彦、由美あづさ、明石潮、南美江、雪代敬子ほか。

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世界大百科事典 第2版の解説

いずのおどりこ【伊豆の踊子】

川端康成の中編小説。1926年《文芸時代》に発表,27年第2小説集《伊豆の踊子》に収められた。孤児根性でゆがみいじけた旧制第一高等学校生の主人公が,初めての伊豆の旅で美しい踊子の一行と行動をともにし,その素朴で純情な対応の人間味によって心が浄化される趣が描かれている。天城峠湯ヶ野温泉の風景が背景となっている。青春の叙情文学としての魅力をたたえている。【長谷川 泉】
[映画]
 川端康成の小説を原作にした無声映画の傑作。

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大辞林 第三版の解説

いずのおどりこ【伊豆の踊子】

小説。川端康成作。1926年(大正15)「文芸時代」に発表。二〇歳の「私」が伊豆の旅で知り合った踊り子の好意で、「孤児根性」からの解放感を味わう抒情的青春小説。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伊豆の踊子
いずのおどりこ

川端康成(かわばたやすなり)の初期の短編小説。1926年(大正15)1、2月『文芸時代』に発表、1927年(昭和2)金星堂刊。一高生の「私」は伊豆の旅で旅芸人の一行と道連れになった。14歳の踊子の素直な好意に、孤児である私のいじけた気持ちものびのびと解きほぐされるが、しかしやがて悲しい別れがくる。大人と子供の境目の少女の可憐(かれん)な姿態がくっきりと定着され、青春のときめきと悲哀とがみずみずしく表現されている。1918年(大正7)一高時代の川端は伊豆の旅をしたが、これはそのときの体験に基づいている。技巧の勝った新感覚派時代の作品としては珍しくすなおな筆致で、しだいに川端の代表作とみなされるようになった。1933年(昭和8)五所平之助(ごしょへいのすけ)監督、田中絹代主演で映画化(サイレント映画)されて以来、たびたび映画化され、人々の郷愁をそそる一種の古典的作品となっている。[羽鳥徹哉]

映画

日本映画。原作の川端康成『伊豆の踊子』を最初に映画化したのは、1933年(昭和8)、松竹蒲田(かまた)で五所平之助監督、田中絹代と大日方傅(おびなたでん)(1907―1980)主演の『恋の花咲く 伊豆の踊子』である。戦後、同原作の映画は5本つくられ、1954年(昭和29)、松竹で野村芳太郎(のむらよしたろう)監督、美空ひばりと石濱朗(いしはまあきら)(1935― )、1960年、松竹で川頭義郎(かわずよしろう)(1926―1972)監督、鰐淵晴子(わにぶちはるこ)(1945― )と津川雅彦(つがわまさひこ)(1940― )、1963年、日活で西河克己(にしかわかつみ)(1918―2010)監督、吉永小百合(よしながさゆり)(1945― )と高橋英樹(たかはしひでき)(1944― )、1967年、東宝で恩地日出夫(おんちひでお)(1933― )監督、内藤洋子(ないとうようこ)(1950― )と黒沢年男(くろさわとしお)(1944― )、1974年、西河克己監督、山口百恵(やまぐちももえ)(1959― )と三浦友和(みうらともかず)(1952― )で、踊り子役はそれぞれの時代のアイドル・スターが起用されている。湯ヶ島、天城峠を超えて下田へと向かう旅芸人一座とともに旅をすることになった一高生が、一座の踊子と淡い恋心を抱き、交流するが、やがて下田に着くと別れが待っている。踊子の吉永小百合や山口百恵が、いつまでも手を振るラストの場面を、二度も演出した西河の腕がさえわたる。[坂尻昌平]
『『伊豆の踊子』(新潮文庫)』

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