コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

天城峠 あまぎとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

天城峠
あまぎとうげ

静岡県東部,伊豆半島の中部,天城山と猫越火山との鞍部にある伊豆市河津町の境に位置する。標高約 800m。狩野川河津川の両水系の分岐点で,川端康成の『伊豆の踊子』ゆかりの峠で知られている。 1970年,標高 643mの地点に長さ 773mの新天城トンネルが開通し,南伊豆への往来が容易となった。峠付近は天城国有林地帯で,スギ,マツの人工林や,ツガケヤキ天然林が繁茂している。トンネルの東方に八丁池の景勝地がある。富士箱根伊豆国立公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

あまぎ‐とうげ〔‐たうげ〕【天城峠】

伊豆半島中央部、伊豆市と河津(かわづ)町との境にある峠。標高840メートル。北伊豆と南伊豆とを結ぶ交通の要所で、峠の下に新旧2本の天城トンネルが通じる。旧トンネルは川端康成の小説「伊豆の踊子」の舞台となった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

あまぎとうげ【天城峠】

静岡県伊豆半島中央部の峠。標高約820m。田方郡天城湯ヶ島町と賀茂郡河津町との境界をなし,狩野川沿いの口伊豆と河津川沿いの奥伊豆との分水界にもあたる。天城越えは峠七里とよばれ,古くは南斜面の新山峠から古峠を経由したが,宗太郎から中間業を越える道,大川端から二本杉峠を越える道などに移行し,1905年に長さ446mのトンネルが開通した。国道414号線(下田街道)にほぼ並行して70年に天城トンネル(長さ800m)の有料道路が完成し,旧道は〈踊り子ライン〉という観光遊歩道となった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

あまぎとうげ【天城峠】

伊豆半島中央部にある峠。海抜約830メートル。南北伊豆を結ぶ古くからの交通路。現在はトンネルが通じる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔静岡県〕天城峠(あまぎとうげ)


静岡県伊豆(いず)半島中央部、天城火山の西腹にある峠。標高約830m。古くから北伊豆と南伊豆を結ぶ要地。かつての峠道は現在の2つのトンネルの中間地点(標高820m)を経た。峠直下の旧天城トンネル経由で国道414号(下田(しもだ)街道)、新天城トンネルを道路が通る。周辺は原生林が茂り、旧天城トンネルを含む旧道沿いはハイキングコース。川端康成(かわばたやすなり)の小説『伊豆の踊子』の舞台で、その文学碑が建つ。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天城峠
あまぎとうげ

静岡県、伊豆半島中央部、伊豆市と賀茂(かも)郡河津町との間にある峠。標高840メートル。北伊豆と南伊豆との境界をなし、狩野(かの)川と河津川との分水界である。国道414号、通称下田(しもだ)街道が越える。かつての天城越(ごえ)の峠路は、現在の峠の西方にある二本杉峠を通っていた。1905年(明治38)長さ446メートルの旧天城トンネルが開通し、1970年(昭和45)に長さ800メートルの新天城トンネルが有料道路で開通した(2000年無料化)。島崎藤村、田山花袋(かたい)らが紀行文に記し、とくに川端康成(やすなり)の『伊豆の踊子』に登場するのは、旧天城トンネルと天城峠で、旧道は「踊り子コース」として観光用の遊歩道となっている。峠から東へは八丁(はっちょう)池を経て天城連山へ、西は猫越(ねっこ)火山から仁科(にしな)峠への稜線(りょうせん)が縦走コースとなる。峠一帯は「昭和の森天城山自然休養林」に指定され、施設整備が進められている。[北川光雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

天城峠の関連キーワード天城湯ケ島〈町〉湯ヶ野[温泉]湯ヶ島[温泉]吉奈[温泉]池波 正太郎伊豆縦貫道湯ヶ島温泉伊豆(市)河津七滝交通路海抜

今日のキーワード

日馬富士 公平

大相撲力士。身長186センチ、体重137キロ。1984年4月14日生まれ、モンゴル・ゴビアルタイ出身。伊勢ヶ濱部屋に所属。本名はダワニャム・ビャンバドルジ。2001年1月の初場所で初土俵、2012年1...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

天城峠の関連情報