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八人芸 ハチニンゲイ

デジタル大辞泉の解説

はちにん‐げい【八人芸】

一人で八人分の楽器声色(こわいろ)などを聞かせる万治寛文(1658~1673)のころから流行

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百科事典マイペディアの解説

八人芸【はちにんげい】

寄席(よせ)芸の一つ。1人で声色(こわいろ)や鳴り物など8人役の芸を演ずる。1771年盲人の玄水が興行したのに始まるとされ,盲人が多く演じたので八人座頭(ざとう)ともいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

はちにんげい【八人芸】

雑芸の一種で,1人で8人分の芸を見せるという江戸時代曲芸。〈八人座頭(ざとう)〉ともいう。《守貞漫稿》には〈八人座頭〉として〈万沖中駿州阿部川辺座頭,名は酒楽と云もの江戸に来り(中略)紙帳中に一身八色の鳴器を合奏す〉とあり,おもに座頭が1人で数種の楽器を演奏し,それを複数の人の合奏と感じさせるものであった。これには姿を見せて演じるものと,姿を隠して演じるものとがあった。見世物小屋や寄席の人気芸とされ,十二人芸,十五人芸,十八人芸などに発展したが,明治に入って衰退した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

八人芸
はちにんげい

寄席(よせ)演芸の一種。1人で8種類の楽器を合奏したり歌ったりする芸。声色(こわいろ)も演じた。演者の多くは座頭(ざとう)で、八人座頭ともいった。のちに十二人芸、十五人芸、十八人芸も生まれた。万治(まんじ)(1658~61)の酒楽が創始者で、花落、玄水を経て天明(てんめい)(1781~89)のころ川島歌命(かめい)が出た。その門下の歌遊は名人といわれ、同系統の歌暁、歌柳、柳枝らは川島流として知られた。ほかには観楽、花房夫山(はなぶさふざん)が有名であり、牛島登山(うしじまとざん)は牛島流八人芸といわれた。幕末から明治にかけて豊島寿鶴斎(じゅかくさい)、西国坊明楽(さいこくぼうめいらく)が東西で活躍した。[関山和夫]

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世界大百科事典内の八人芸の言及

【大衆演芸】より

…それを百面相というが,今日では,まったく衰退してしまい,ときどき噺家が落語のあとに余興として演ずることがある程度となった。〈八人芸(はちにんげい)〉というものもあった。これは一人で8人前の芸をするということから出た名称であるが,のちには十二人芸,十五人芸,十八人芸もあらわれた。…

※「八人芸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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