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出作り デヅクリ

デジタル大辞泉の解説

で‐づくり【出作り】

耕地が家から遠くにあるとき、耕地の近くに寝泊まりして耕作すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

でづくり【出作り】

出作(でさく)〉ともいう。
[古代・中世]
 特定の所領の住民が他の所領で耕作すること。この行為は受入れ側からは入作(いりさく)と呼ばれた。出作り起源がどこまでさかのぼるかは判然としないが,平安時代後期以降荘園の数が増え,所領田畠の領有構造が錯綜し,かつ公領荘園のおのおのが当該所領居住農民を住人として把握するようになると,その枠をこえて行われる出作りは社会的・政治的に大きな問題となり,以後中世を通して一貫して存続する耕作形態となっていった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の出作りの言及

【檜枝岐[村]】より

…【佐藤 裕治】
[民俗]
 全国有数の山村として知られる檜枝岐は周囲を高山にかこまれ,谷底高度も約900mの高冷地であるので,近年まで水田がほとんどない畑作村であり,ことに耕地の広い部分が焼畑であるため,雑穀主体の自給農耕を営み,かたわら木材加工および沼田街道の物資輸送によって生活した。焼畑を耕す期間は山中に出作り小屋を設け,そこで生活したという。夏季は山菜採り,冬季は積雪が多いので木工や狩猟が副業として営まれた。…

※「出作り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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