出雲神社(読み)いずもじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「出雲神社」の意味・読み・例文・類語

いずも‐じんじゃいづも‥【出雲神社】

  1. 山口県佐波郡徳地町にある神社。旧県社。祭神は事代主神(ことしろぬしのかみ)大己貴神(おおなむちのかみ)。霊亀元年(七一五)の創祀と伝えられる。周防国二の宮。

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日本歴史地名大系 「出雲神社」の解説

出雲神社
いずもじんじや

[現在地名]徳地町大字堀 中久保

祭神は大己貴命・事代主命。旧県社。社伝によれば霊亀元年(七一五)鎮座と伝える。

天平一〇年(七三八)の周防国正税帳(正倉院文書)に「出雲神社弐拾束祭春月料十束秋月料十束」とみえる出雲神社は、当社に比定される。「三代実録」貞観九年(八六七)八月一六日条に「周防国正五位上出雲神、石城神、比美神並授従四位下、」とあり、「延喜式」神名帳の佐波郡六座のうちに「出雲神二座」とみえ、徳地地方では最も古い神社とされ、のちに周防国の二宮とも称された。


出雲神社
いずもじんじや

[現在地名]近江八幡市御所内町

御所内ごしようち町北部の出雲山(一二三メートル)山麓に位置する。祭神は素盞嗚すさのお尊・稲田姫いなだひめ尊・大国主おおくにぬし尊。旧村社。近世には御所内・杉森すぎのもり長田おさだ野田のだ友定ともさだ西宿にしじゆく大手おおて九之里くのりの八ヵ村の氏神で、「輿地志略」は寛弘八年(一〇一一)草創という伝承を記すが、貞観一七年(八七五)五月二九日に、ともに正六位上から従五位下に神階が上った「牟佐上神、牟佐下神」のうち(三代実録)、牟佐上神を当社に、同下神を牟佐むさ神社に比定する説もある(蒲生郡志)


出雲神社
いずもじんじや

[現在地名]甲山町伊尾 風花

伊尾いお東部下津屋しもつや谷にあり、芦田あしだ川北岸の山麓に鎮座。祭神は国常立神・大国主神・伊弉諾命・天照大神など七柱。「芸藩通志」に六所ろくしよ権現とある。当社の東の谷あいにかつて一二坊があったところから、その鎮守神であったと考えられる。

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デジタル大辞泉プラス 「出雲神社」の解説

出雲神社

山口県山口市にある神社。社伝では霊亀年間の創祀とされる。旧県社。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「出雲神社」の意味・わかりやすい解説

出雲神社
いずもじんじゃ

京都府亀岡市に鎮座。出雲大神宮ともいう。元国幣中社。祭神はオオクニヌシノミコト,ミホツヒメノミコト。例祭 10月 21日。

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