デジタル大辞泉 「初生」の意味・読み・例文・類語
しょ‐せい【初生】
2 初めて生ずること。「仏法
(1)juvenile
地下深所から初めて地表に出てきた物質(ガス・水・マグマ等)につける形容詞。地表付近にすでに存在している同種の物質によって汚染されていない,初源の状態のままであるとの意味。火山噴出物や火成岩については,マグマから直接由来したものをいう。マグマからの水その他の揮発成分に対してE. Suess(1902)が初めて使用。R.A.Daly(1917)はこれに対し内因的かつ二次的なもの(例えば浸透水が火山の熱で熱せられた温泉など)にresurgentの語を用いて区別。
(2)primary
二次的な作用を受けていない「一次的な」の意。分化していないマグマ,マグマから晶出した火成岩,溶液から沈殿した化学的堆積岩,二次的作用を受けない鉱床,これらの岩石や鉱床の鉱物・組織などを表す。この意味で,古くprotogenous(K.F.Naumann, 1858提唱)が使われたが今は死語。primaryの語は地質学では本来は「始原の」という意味で,地質年代区分に用いられたもの(G.Arduino, 1759)。また,ごくまれに同生(syngenetic)の意に用いられることがある。
(3)primordial
地球生成当時から存在する地殻・大洋・大気などを形容するのに用いられる。「始原」の訳語をふつう用いる。本来はボヘミアの最古の化石含有層,すなわちカンブリア系に対してBarrandeが使用。
執筆者:荒牧 重雄・端山 好和
primary skarn
炭酸塩岩体中にマグマが貫入し,その接触部で両者の成分,特に炭酸塩岩中のCa・Mg,マグマ中のSi・Al・Feなどが互いに反応し,境界面に沿って生じたスカルン。幅はそれほど広くない。しばしば鉱物の組合せの違いによる帯状構造を示す。
執筆者:立見 辰雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
(ごと)し。字通「初」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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