デジタル大辞泉 「初生」の意味・読み・例文・類語 しょ‐せい【初生】 1 初めてこの世に生まれ出ること。また、生まれたばかりであること。2 初めて生ずること。「仏法初生の時」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「初生」の意味・読み・例文・類語 しょ‐せい【初生】 〘 名詞 〙① 初めて生まれること。また、生まれたて。しょしょう。[初出の実例]「人の子は初生の際殊に薄弱にして其成長するも亦甚く晩し」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)[その他の文献]〔書経‐召誥〕② 初めて生ずること。新しく産出すること。[初出の実例]「然るに此仏法も初生の時より治者の党に入て其力に依頼せざる者なし」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉五)[その他の文献]〔詩経‐大雅・緜〕③ 一人前でない者。未熟な者。[初出の実例]「初生(しょセイ)とは儒者医者の弟子をいふ」(出典:譬喩尽(1786)七)④ 生物学で、原始的な状態のこと。〔生物学語彙(1884)〕 しょ‐しょう‥シャウ【初生】 〘 名詞 〙 =しょせい(初生)[初出の実例]「光音遍浄天、乃至有頂までの、初生(ショシャウ)(〈注〉ウマレハジメ)、および退没(たいもつ)(〈注〉しぬる)、かをかぎて、ことごとく、よくしらん」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)六) はつ‐なり【初生】 〘 名詞 〙 その年に初めてできた果実や野菜。初めて収穫するものについてもいう。[初出の実例]「初なりやみつよつふたつからす瓜〈即休〉」(出典:俳諧・桜川(1674)秋二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
岩石学辞典 「初生」の解説 初生 ① primary: 一般的な名称で,マグマの固化過程で形成された火成岩の構成,および堆積物の沈殿の過程で形成された構造を指している. ② protogenous, protogenic: 砕屑岩などの二次的な岩石に対して,一次的な岩石に用いる語である[Naumann : 1858, Becke : 1903].岩石のみならず鉱床,岩塩,石炭など広い範囲を対象にしているが,あまり使用されない. 初生 (1) 地下深部から初めて地表にでてきたマグマ,あるいはマグマ中に含まれていた水,ガスなどの物質につける形容詞.地表付近の物質で汚染されていない状態であるという意味.(2) 一次的のことで,二次的な作用を受けていないという意味で用いる.(3) 地球生成当時から存在する物質を形容するのに用いられるが,これは始原(primordial)の語が普通用いられる[片山ほか : 1970,地学団体研究会 : 1996]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報 Sponserd by
普及版 字通 「初生」の読み・字形・画数・意味 【初生】しよせい 生まれつき。〔書、召誥〕嗚呼(ああ)、生子の、厥(そ)の初生に在りて、自ら哲命を貽(おく)られざる罔(な)きが(ごと)し。字通「初」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by