②の「運歩色葉」の例からわかるように中世頃には、文字通り薬を加える意から、付け合わせ、薬味の意としても用いられるようになったものと思われる。③に関して、米と、増量のために加えた混ぜ物をともに味つけして炊いたもの、すなわち、一般に関東で「五目飯」と呼ばれるものを、関西では「加薬飯」という。
…日本料理に用いる香味料。加薬(かやく)ともいう。できあがった料理に加えて風味を増し,食欲を進めるために用いる。…
※「加薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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