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北潟湖 きたがたこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

北潟湖
きたがたこ

福井県北端,加越台地にあり,海岸線と平行に走る構造谷の溺れ谷にできた気水湖。面積 2.14km2。最大水深 3.6m。たたき網漁によりコイ,フナを多産したが,富栄養化と汚染が進行している。湖口近くの吉崎には蓮如が北陸布教の根拠地として開いた吉崎御坊跡 (史跡) があり,4月の蓮如忌は参詣客でにぎわう。越前加賀海岸国定公園に属する。

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世界大百科事典 第2版の解説

きたがたこ【北潟湖】

福井県の北端,加越台地にある潟湖。坂井郡芦原あわら)町,金津町にまたがる。面積2.6km2。厚い海成砂層からなる台地の隆起にともなって開析された谷に水をたたえ,北東~南西に長い。大聖寺川河口から日本海に通じ,かつて江沼米の三国湊回漕にも利用したが,今は堰堤(えんてい)で海水の流入を防ぎ,1957年揚水灌漑で台地の一部を開田した。漁業権は湖岸の集落北潟がもち,コイ,フナなどの遊漁でにぎわう。湖口に蓮如の旧跡吉崎があり,芦原町~加賀市を結ぶ国道305号線が北岸を通る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

北潟湖
きたがたこ

福井県北部のあわら市にある、加越(かえつ)台地中の開析谷に形成された細長い湖。長さ約7キロメートル、面積約2.0平方キロメートル、最大深度2.7メートル。自然の水路で大聖寺(だいしょうじ)川を通じて海に結ばれている。湖は富栄養湖でコイ、フナ、ワカサギ、ウナギなどの淡水魚が多く、四季を通じて釣り客も多い。かつては三国(みくに)―大聖寺間の水運に利用され、また後述する吉崎御坊(よしざきごぼう)参りの客を運んだりしたが、いまは水運はとだえている。湖水は昭和40年代以降、畑地灌漑(かんがい)用水として揚水され、米作、メロン、タバコ、野菜作りに大きな役割を果たしている。北岸には1471年(文明3)蓮如(れんにょ)の開いた吉崎御坊のある門前町の吉崎があり、蓮如忌には訪ねる人も多い。東岸には市営の北潟湖畔花菖蒲(しょうぶ)園もある。[木下昭三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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