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公害裁判 コウガイサイバン

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デジタル大辞泉の解説

こうがい‐さいばん【公害裁判】

公害の被害者が、損害賠償や公害原因の除去を求めて起こす裁判。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

公害裁判【こうがいさいばん】

公害被害者が公害発生者その他の関係者に対して不法行為による損害賠償を求めて起こす裁判。戦前にも例はあるが,本格的な公害裁判は1960年代に入り公害が深刻化してからである。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうがいさいばん【公害裁判】

 公害の被害者が加害者である事業者等を相手に,損害賠償や被害発生の原因となる事業活動の全部または一部の差止めを求めて提起した訴訟についての民事裁判。これまでの事例では,しばしば被害者が多数にのぼり,訴訟が長期化し,一方では被害者に対する支援の運動を伴い社会問題化する傾向があった。このほか,公害を発生させた者の刑事責任を問う刑事裁判がある。 日本では,公害被害が深刻であり,死者を含む重大な健康被害を引き起こした事件が少なくない

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世界大百科事典内の公害裁判の言及

【因果関係】より

…しかし,条件関係の存否は,つねに確実なものとして判断しうるわけではない。とくに公害事件(公害裁判)における因果関係がそうである。工場が亜硫酸ガスを排出し,風下の人間が喘息(ぜんそく)に罹患したという事実が確定されたとしても,被害者が吸引して喘息の原因となった物質は,車の排気ガスあるいはタバコの煙かもしれない。…

【公害病】より


[〈公害健康被害補償法〉の制定]
 1959年に石油コンビナートが操業を始めた四日市で,その直後から健康被害の苦情が多発しはじめ,64年度の厚生省によるばい(煤)煙影響調査の結果,四日市の喘息(ぜんそく)様の呼吸器疾患の多発は大気汚染によるものであるという発表がなされ,これを受けて四日市市が公害病としての独自の医療扶助制度を開始したことが一つの契機となって,公害病という用語が社会的に広がり,定着してきたものである。ひきつづき1960年代の後半には,四大公害裁判といわれる四日市公害,熊本および新潟水俣病,富山イタイイタイ病の裁判が始められ,71年新潟水俣病,72年四日市およびイタイイタイ病,73年熊本水俣病と,すべて健康被害を受けた原告側の勝訴の結果となり,ここに公害病の概念の原型が社会的通念として広がってきた。1969年には公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法が成立して,医療費,医療手当,介護手当の支給を内容とする制度が動き出し,74年には〈公害健康被害補償法〉が施行されて,医療費のみならず,障害の程度,年齢に応じての障害補償費,遺族補償,療養手当などの支給の制度ができた。…

※「公害裁判」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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