病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説
卵胞ホルモン・黄体ホルモン混合製剤
ウェールナラ(バイエル薬品)
ジェミーナ(ノーベルファーマ)
プラノバール(あすか製薬、武田薬品工業)
フリウェルLD(あすか製薬、沢井製薬、武田薬品工業、東和薬品、持田製薬、持田製薬販売)
フリウェルULD(あすか製薬、沢井製薬、武田薬品工業、東和薬品、持田製薬、持田製薬販売)
ヤーズ(バイエル薬品)
ヤーズフレックス(沢井製薬、持田製薬、持田製薬販売)
ルナベルLD(日本新薬、ノーベルファーマ、富士製薬工業)
ルナベルULD(日本新薬、ノーベルファーマ、富士製薬工業)
卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤をいっしょにした配合剤で、月経異常(
また、ウェールナラは、卵胞ホルモンのエストラジオールを単独で用いたときの子宮内膜過形成を抑えるために、黄体ホルモンのレボノルゲストレルが併用された配合剤で、閉経後骨粗鬆症のみに用います。
①過敏症状(
②不正性器出血、
①錠剤は1日1回、毎日一定の時刻に連続して服用してください。使用方法については医師の指示をきちんと守り、かってに中止したり、減量・増量しないでください。
②以前この薬を使用したときに過敏症状をおこしたことのある人・両親やきょうだいにアレルギーのある人は、あらかじめ、その旨を医師に報告してください。
③副作用の早期チェックのために、6~12か月ごとの定期的な検査が指示されるはずですから、必ず受けてください。
④喫煙は薬の効果に影響します。服用中は、禁煙を守ってください。
⑤1週間以上も性器からの出血が続くときは、必ず医師に相談してください。
⑥乳ガン・女性性器ガンなどのエストロゲン依存性のガンのある人またはその疑いのある人、血栓性静脈炎・
⑦胎児に悪影響を及ぼすこともあるので、妊婦には使用できません。もし、使用中に妊娠した可能性があるときには服用を中止し、すぐ医師に相談してください。
⑧肝障害、
⑨抗結核剤のリファンピシン製剤、バルビツール酸系催眠鎮静剤、ヒダントイン系抗てんかん剤と併用すると、このホルモン剤の効果が低下することがあります。血糖降下剤と併用すると、血糖降下剤の効果が低下することがあります。また副腎皮質ホルモン剤、三環系抗うつ剤、セレギリン塩酸塩製剤、シクロスポリン製剤、テオフィリン製剤、オメプラゾール製剤などでは、これらの薬の作用が増強されます。Gn‐RH誘導体製剤やセイヨウオトギリソウでは、逆にこの薬の作用が減弱するおそれがあります。HIV感染症治療剤ではこの薬の作用が弱まり、フルコナゾール製剤、ボリコナゾール製剤、アセトアミノフェン製剤などでは薬の作用が強くなりすぎます。こうした薬を用いている人、あるいは服用する必要が生じた人は、医師に報告・相談してください。
⑩血管系の重篤な副作用の危険性が増すため、禁煙を心がけてください。また、6か月ごとの検診を受け、1年に1回以上は医師から指示された検査を受けてください。
⑪この薬を避妊目的では服用しないでください。他人にあげたり、他人からこの薬をもらって服用しないでください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報