コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

原始的蓄積 ゲンシテキチクセキ

6件 の用語解説(原始的蓄積の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

げんしてき‐ちくせき【原始的蓄積】

本源的蓄積

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

原始的蓄積【げんしてきちくせき】

英語primitive accumulationなどの訳で,本源的蓄積とも。資本主義以前の社会において,農民や手工業者が土地や道具を強制的に取り上げられて賃金労働者になり,他方,資本が蓄積されて資本主義が形成されていく過程。
→関連項目資本資本主義資本論植民地

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

げんしてきちくせき【原始的蓄積 primitive accumulation】

本源的蓄積ともいう。ひとたび資本主義的生産が確立した後の資本蓄積は,一般に,剰余価値が資本に転化されて資本規模が拡大することだけでなく,同時に,社会的に賃金労働者が拡大再生産されること,つまり,あらかじめ前提とした資本と賃労働の階級的関係自身が商品経済的法則にしたがって年々拡大再生産されることを意味している。しかし,このような資本蓄積が開始されるためには,前提として資本と賃労働の関係がなんらかの形であらかじめつくりだされていなければならない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

げんしてきちくせき【原始的蓄積】

資本主義的生産様式の発生期に、資本と賃労働がつくりだされる歴史的過程。大土地所有や商人による資本蓄積と、土地から切り離された農民などの無産者階級の形成が行われること。本源的蓄積。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

原始的蓄積
げんしてきちくせき

本源的蓄積」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原始的蓄積
げんしてきちくせき

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の原始的蓄積の言及

【国際経済学】より

…重商主義時代(16世紀初~19世紀初)から産業資本主義時代への移行期には,世界市場大的規模で旧世界(ヨーロッパ中枢)による新世界(アメリカ大陸。アフリカ大陸も含めたほうがよい)の原住民の滅亡がひき起こされ,世界的な資本の原始的(本源的)蓄積過程が進行した。資本制的ヨーロッパを基軸として,その他の周辺世界を植民地とする重層的支配・抑圧構造が成立したのである。…

【植民地】より

…この時期のヨーロッパ経済においては,工業活動は比較的未発達で,おおむね商業資本に従属していたので,この端緒期の資本主義は商業資本主義とも呼ばれる。この時期に膨張を開始したヨーロッパ経済は,次の四つの源泉から富を獲得し,のちの産業資本主義への移行の原動力とした(この移行過程が,いわゆる〈本源的蓄積(原始的蓄積)〉である)。(1)ヨーロッパ商人が世界の海上ルートの支配者となり,伝統的なアジア域内貿易のかなりの部分を奪取したこと。…

【農民層分解】より

… 換言すれば,農民層分解は資本蓄積の一環をなす過程であり,具体的には労働力の蓄積,国内市場の創出,階級関係の拡大の過程であった。この過程は大別すれば,資本の本源的蓄積(原始的蓄積)段階と資本主義的蓄積(剰余価値蓄積)段階とに区分される。前者は資本制生産成立の前提条件を準備するもので,領主・特権商人による土地囲込み,農民追立て,あるいは農民相互の囲込みによって,無産の労働力を蓄積し,自立農民を破滅させて国内市場を創出したのである。…

※「原始的蓄積」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

原始的蓄積の関連キーワード修正資本主義独占資本主義本源的生産要素本源的蓄積いまひとたびの生資本主義的借地農業制度資本主義的所有資本の原始的蓄積資本の本源的蓄積本源的生産財

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

原始的蓄積の関連情報