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反射的利益 はんしゃてきりえき

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

反射的利益
はんしゃてきりえき

法律上の権利とはいえないが,法律が公益の保護をはかることによって間接的に私人にもたらされる利益をいう。公権は直接自己のために一定の利益を主張しうる法律上の力であるのに対し,反射的利益の場合は,法律の目的とする対象は客観的な一般人の福利であるので,個人は,たとえその利益を侵されたとしても,裁判所に訴える請求権はもたないとされる。

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百科事典マイペディアの解説

反射的利益【はんしゃてきりえき】

国または個人の行為が法によって規制されるため人が間接的に受ける利益。権利として主張できず,したがって他人にこの利益を侵害されても法の保護を受けることができない。

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世界大百科事典 第2版の解説

はんしゃてきりえき【反射的利益】

公権に対する概念で,公権の場合は権利として自己のために直接一定の利益を法律上主張することが認められるのに対し,反射的利益とは,とりわけ公益目的実現のため,制定法が他者に対して規制している結果,つまり,その規制の反射として,利益を受けるのにとどまることをいう。したがって,それは,法律上の保護を受けるものではなく,反射的利益の侵害があっても法律上の救済手段はない。 具体的には,利益を侵害する行為が公権力の行使に当たる場合,その排除を求めても,それが反射的利益であるときには原告適格あるいは不服申立適格が否定される。

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