可児(市)(読み)かに

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

可児(市)
かに

岐阜県中南部の新興都市。北は美濃加茂(みのかも)市、南は多治見(たじみ)市、西は愛知県犬山市に接する。1982年(昭和57)市制施行。2005年(平成17)御嵩(みたけ)町を挟んで北方に位置する兼山町(かねやまちょう)を編入。中心地区は広見。JR太多線(たいたせん)、名古屋鉄道広見線、国道21号、41号、248号などが通じ、多治見、名古屋などへの交通の便がよく、ベッドタウン化が著しい。2005年には御嵩町境に東海環状自動車道可児御嵩インターチェンジが開設された。工業では、輸送用機械、生産用機械、はん用機械、パルプ・紙、金属製品、電気機械などの生産が行われ、工業製品出荷額は県下の市町村のなかで第3位(2008)。工業の振興のため、1970年代の前半に工業団地の造成が2次にわたって推進され、その成果があがっている。また、農業では水稲、苗木栽培などが盛んである。1995年と2005年に花フェスタが開催され、花フェスタ記念公園がつくられている。今渡(いまわたり)地区はかつて木曽川(きそがわ)の渡河宿場、久々利(くくり)地区には可児郷土歴史館をはじめ、人間国宝荒川豊蔵(とよぞう)の志野焼(しのやき)などの作品や収集品を展示する豊蔵資料館がある。兼山地区は、戦国時代に森氏の城下町であった。面積87.57平方キロメートル、人口9万8695(2015)。[上島正徳]
『『可児市史』(2005~ ・可児市)』

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