名護湾(読み)なごわん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

名護湾
なごわん

沖縄県沖縄島北西部,東シナ海に面する湾。沖縄島の脊梁山地と本部半島に囲まれている。本部半島の嘉津宇岳(452m),東の名護岳(345m),南の恩納岳(おんなだけ。 363m)に囲まれた海岸線白砂の浜と岩礁が断続し,みごとな景観をみせる。かつては「名護七曲がり」といわれた危険な道筋であったが,今日では道路も整備され,避暑地,観光地として有名。湾内ではトビウオ追込網漁やカツオ釣りが行なわれる。湾奥名護市の市街地がある。沖縄海岸国定公園に属し,南部の部瀬名岬周辺から恩納海岸にかけては沖縄海岸海域公園地区に指定されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

なごわん【名護湾】

沖縄島(本島)中部,西海岸にあり,東シナ海に面する湾。本部(もとぶ)半島の嘉津宇(かつう)岳八重岳(453m)の山々と,脊梁山地(国頭(くにがみ)山地)の名護岳(345m),恩納(おんな)岳(363m)などに囲まれた湾で,200mの等深線が湾岸に接近している。湾奥に名護漁港があり,その背後に名護市街地が展開する。海岸は沖縄海岸国定公園に含まれ,とくに名護~許田(きよだ)間約8kmの屈曲した道路は〈名護七曲り〉とよばれ,紫紺の山並みと白砂,岩礁がつくりだす美しい海岸線は琉歌にも〈浦々の深さ名護浦の深さ〉と歌われたが,1972年海洋博覧会のための改修工事により,その面影は消えた。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔沖縄県〕名護湾(なごわん)


沖縄島北西岸、本部(もとぶ)半島と部瀬名(ぶせな)岬に抱かれた湾。湾岸一帯に珊瑚礁(さんごしょう)が発達。南岸の部瀬名岬付近は沖縄海中公園で、海中展望塔ほかのレジャー施設が整った景勝地。沖縄海岸国定公園に属する。湾奥の名護市は沖縄島北部の観光基地。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

名護湾
なごわん

沖縄本島北部、東シナ海側にある湾。本部半島(もとぶはんとう)と部瀬名岬(ぶせなみさき)とに囲まれた水域で、面積約35平方キロメートル。湾内は海岸から急激に深度が増すが、これは地質構造に由来する成因をもつ。そのため黒潮を回遊するヒート(ゴンドウクジラ)が毎年春に湾内に入り込み「ヒート狩り」で有名だったが、近年は減少している。湾岸の中心部は名護市街であり、近年埋立てや道路建設、採石などで沿岸部の汚染が進んでいる。[目崎茂和]

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