出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
沖縄島(本島)中部,西海岸にあり,東シナ海に面する湾。本部(もとぶ)半島の嘉津宇(かつう)岳,八重岳(453m)の山々と,脊梁山地(国頭(くにがみ)山地)の名護岳(345m),恩納(おんな)岳(363m)などに囲まれた湾で,200mの等深線が湾岸に接近している。湾奥に名護漁港があり,その背後に名護市街地が展開する。海岸は沖縄海岸国定公園に含まれ,とくに名護~許田(きよだ)間約8kmの屈曲した道路は〈名護七曲り〉とよばれ,紫紺の山並みと白砂,岩礁がつくりだす美しい海岸線は琉歌にも〈浦々の深さ名護浦の深さ〉と歌われたが,1972年海洋博覧会のための改修工事により,その面影は消えた。部瀬名岬(ぶせなざき)には海中公園がある。毎年3~5月に行われる名護湾のイルカ狩りは有名。
執筆者:田里 友哲
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
沖縄本島北部、東シナ海側にある湾。本部半島(もとぶはんとう)と部瀬名岬(ぶせなみさき)とに囲まれた水域で、面積約35平方キロメートル。湾内は海岸から急激に深度が増すが、これは地質構造に由来する成因をもつ。そのため黒潮を回遊するヒート(ゴンドウクジラ)が毎年春に湾内に入り込み「ヒート狩り」で有名だったが、近年は減少している。湾岸の中心部は名護市街であり、近年埋立てや道路建設、採石などで沿岸部の汚染が進んでいる。
[目崎茂和]
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