商業地域(読み)ショウギョウチイキ

デジタル大辞泉 「商業地域」の意味・読み・例文・類語

しょうぎょう‐ちいき〔シヤウゲフチヰキ〕【商業地域】

都市計画法で定められた用途地域一つ。主として商業その他の業務利便を増進するために定める地域敷地の高度利用が認められるが、防災的な構造および設備が課される。

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精選版 日本国語大辞典 「商業地域」の意味・読み・例文・類語

しょうぎょう‐ちいきシャウゲフチヰキ【商業地域】

  1. 〘 名詞 〙 都市計画で定められる用途地域の一つ。主として商業その他の業務の利便を増進するため定める地域。火薬類肥料、玩具煙火、せっけんガラスなどの製造工場は建築できない。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「商業地域」の意味・わかりやすい解説

商業地域
しょうぎょうちいき

商業機能をもつ施設が集まっている所。商店街都市内部の商業地区、商業機能を主とする都市や集落の集まる商業地域など、その範囲に応じて種々の区別がみられる。しかし、一般には一つの都市や集落の内部の商業地区、商店街の規模をさすことが多い。商店街には買回品(かいまわりひん)を主とする中心(都心)商店街、最寄品(もよりひん)を主とする近隣商店街、その中間の副次的商店街などがある。また都市内部の商業地区は都心に位置することが多く、周辺の工業地区や住宅地区と対立する。なお、都市郊外の主要道路沿いに、自動車関係の商業地区や流通センター、ショッピングセンターなど自動車時代に対応した新しい商業地区が形成されている。

沢田 清]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「商業地域」の意味・わかりやすい解説

商業地域
しょうぎょうちいき
commercial region

商業施設が集積し,地域経済の基盤をになっている地区。都市計画法の用途指定地域には詳細な基準はないが,広義には小売商業,卸売商業のほかに金融,保険,不動産業,サービス産業,オフィス業務,政府業務なども含む。狭義には小売業や卸売業,飲食店などが局地的に集積した商店街。小売商店街は高級品,特殊品,流行品を販売する都心商店街と,住宅地に近接し日常必需品を販売する小規模で分散的な近隣商店街に分れる。また最近では人口のドーナツ化現象に伴い郊外にスーパーマーケットや百貨店を核とするショッピングセンターが誕生している。

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