四書五経(読み)シショゴキョウ

デジタル大辞泉 「四書五経」の意味・読み・例文・類語

ししょ‐ごきょう〔‐ゴキヤウ〕【四書五経】

四書五経儒教の基本書とされる。

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精選版 日本国語大辞典 「四書五経」の意味・読み・例文・類語

ししょ‐ごきょう‥ゴキャウ【四書五経】

  1. 四書(大学・中庸・論語孟子)と五経(易経書経詩経礼記春秋)の並称
    1. [初出の実例]「四書五経を学び習て言を以て人の悪を止るが人道の文ぞ」(出典:土井本周易抄(1477)三)

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百科事典マイペディア 「四書五経」の意味・わかりやすい解説

四書五経【ししょごきょう】

中国における,重要古典の名数的呼称。四書とは《大学》《中庸》《論語》《孟子》。この称は宋の程頤(伊川)が《大学》《中庸》の2編を《礼記》中から独立させ,《論語》《孟子》に配したのに始まり朱子学聖典とされる。五経とは《易経》《書経》《詩経》《礼記》《春秋》の五つで,儒教における最も重要な経典。五経の名は唐の太宗が《五経正義》を作らせた時に定まったという。
→関連項目咸宜園五経博士薩南学派爾雅儒教春秋書経南学礼記論語

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「四書五経」の解説

四書五経(ししょごきょう)

『大学』『中庸』(ちゅうよう)『論語』『孟子』(もうし)の四書と『詩経』『書経』『易経』(えききょう)『春秋』『礼記』(らいき)の五経の総称。ともに儒教の経典として尊重されたものであるが,五経の総称は漢の武帝の頃に起こった。宋以前の儒教の経典は『五経正義』に代表されるように五経が中心であったが,宋学が儒教の開祖としての孔子地位を高めてより,『大学』や『論語』が重んじられ,朱熹(しゅき)が『四書集注』を著すに至って五経よりも四書が官学権威の中心となった。

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とっさの日本語便利帳 「四書五経」の解説

四書五経

儒家が特に尊崇する経典。四書は『大学』『中庸』『論語』『孟子』。まず先立って学ぶべきものとして宋代に朱子命名。五経は『周易(易経)』『尚書(書経)』『詩経』『礼(礼記)』『春秋』。

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占い用語集 「四書五経」の解説

四書五経

儒教の経書の中で、特に重要とされる書物の総称。宗の時代に朱子が四書を加え、「易経」「書経」「詩経」「礼紀」「春秋」の五経と、「大学」「論語」「孟子」「中庸」の四書からなる。

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