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固関 こげん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

固関
こげん

古代,国家の重大事に際し,勅使 (固関使) を出して諸国の関所を警固させたこと。特に天皇の譲位崩御,そのほか内乱に際しては,伊勢国鈴鹿,美濃国不破,越前国愛発 (あらち。のち近江国逢坂) の三関警備を厳重にした。これに対し,固めていた警備を解いて関を開くことを開関 (かいげん) といった。これは平安時代後期には形式化していった。

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世界大百科事典 第2版の解説

こげん【固関】

日本古代,中央において重大事が発生した際,伊勢国鈴鹿関,美濃国不破関,越前国愛発(あらち)関(のちに近江国逢坂関にかわる)の三関を固めること。養老5年(721)12月元明太上天皇が没したとき,最初の固関が行われた。以後神亀6年(729)2月左大臣長屋王の謀反密告,天平勝宝8年(756)5月聖武太上天皇の没,天平宝字8年(764)9月の恵美押勝の反乱等,天皇・太上天皇の病・没・譲位,謀反等の重大事が中央でおこった場合,固関使を三関国に派遣して関門を閉じ交通を遮断させた。

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大辞林 第三版の解説

こげん【固関】

古代、朝廷の重大事や騒乱などのあった時、勅命によって諸国の関所を警固させること。特に、逢坂おうさか(初めは愛発あらち)・鈴鹿・不破の三関を固めること。こかん。 ↔ 開関かいげん

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