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神奈川県小田原市東部の地区。旧国府津町。JR東海道本線が通じ、御殿場線(ごてんばせん)を分岐する。国道1号、西湘(せいしょう)バイパスが通る。古代の相模国府(さがみこくふ)(大磯(おおいそ)町国府本郷)の津であったことが地名のおこり。景勝地で、古くから水陸交通と軍事上の要地。中世には「関」が設けられ、鎌倉鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)の修理のために関銭が徴収されていた。沿岸はタイ、ヒラメ、マグロ、アジなどの好漁場で、江戸時代には幕府の魚調進地の一つ。明治中期の東海道線の開通にあたり、本線は御殿場経由となったので、国府津は小田原、箱根、湯河原、熱海(あたみ)、東伊豆方面への旅行者の下車地となり(小田原方面へは軽便鉄道が、熱海方面へは舟便が通じた)、駅前町が発達し、有力金融機関も進出した。現在、一帯の丘陵はミカン畑で、漬物と水産加工品が特産。宝金剛寺(ほうこんごうじ)は北条氏が信仰し、国指定重要文化財の銅造大日如来坐像(ざぞう)がある。
[浅香幸雄]
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