小田原[市](読み)おだわら

百科事典マイペディア 「小田原[市]」の意味・わかりやすい解説

小田原[市]【おだわら】

神奈川県南西部の市。1940年市制。相模湾に面し,酒匂(さかわ)川沖積低地と箱根外輪山に連なる丘陵山地よりなる。中心市街は15世紀末以降北条氏,近世には小田原藩大久保氏の城下町として南関東の中心となり,また箱根山を西にひかえた東海道宿場町としても繁栄した。東海道本線・新幹線,小田急電鉄,箱根登山鉄道,伊豆箱根鉄道が通じ,写真フィルム・電気機器工業などが盛んで,県西部の中心都市,富士箱根伊豆国立公園の玄関口となっている。ミカン,ナシを産し,漁業も行う。かまぼこ梅干箱根細工特産。113.81km2。19万8327人(2010)。
→関連項目国府津

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